紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

かたりの椅子

2010-04-11 17:30:19 | 13・本・映画・演劇・音楽など
昨日は、劇団・二兎社の永井愛さん演出のお芝居「かたりの椅子」を観に行った。
永井さんの3年半ぶりの新作だそうである。




永井さんは、高校の同期生なので、高校生の頃、永井さんの隣の席だったという友人C子さんが、お芝居があると誘ってくれる。
ふだん、めったにお芝居など見に行くことはないので、誘ってもらえるのはありがたい。

一緒に行った高校の友人4人と。右から2番目が永井愛さん。

 


ストーリーを簡単に書くと、
かたり市という町で、町おこしのイベントが行われることになる。
実行委員会が開かれるが、天下り官僚である文化財団の理事長の無難でありきたりな案と、若手デザイナーの斬新な案があり、委員たちやプロデュースを任された主人公のりんこ(竹下景子)達は、はじめは斬新なデザイナー案を支持する。
ところが、一人また一人と理事長達に根回しされ、丸め込まれる。
最後に残ったりんこも、とうとう理事長側についたと思われるが、その実行委員会が開かれる手前で、芝居は幕を閉じる。
この話はどうなるのだろうと、途中から最後を想像しながら観ていった。けど、最後は、あっ、ここで終わりなのという感じだった。結論は描かずに、観ている人の想像にまかせる形で終わった。

主演の竹下景子さんは、私たちと同世代だと思われるが、芝居をやる人のエネルギーは果てしないと思った。

芝居が終わったあとは、もう1名加わって、久しぶりに飲みにいき、楽しい時間を過ごした。