紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

立山・3日目

2013-05-20 17:03:06 | 4・テレマークスキー日記
前夜、激しく降っていた雨は、朝までにはやんでいた。
それでも、くもりならラッキーというような日だと思っていた。
果たして、御山谷を大岩まで滑れるか?

8:00 頃山荘を出発。山の上の方にはガスがかかっている。
後ろの荷物は、撮影隊のものである。




一の越目ざして、上って行く。途中で、晴れた。
暑くなることも考えて、水分は1.5リットル持って行った。




一の越山荘がすぐ近くに見えるが、なかなか近づかない。山荘近くを上っている人が点のように見える。




最後が急なので、ジグを切って上ろうとしたが、カチカチの斜面で、やっとスキーのエッジが少しくいこむ程度。

さとさんにこわくない? と聞いたら、こわくないというので、キックターンをしようかと思ったが、やはりやめて、稜線に向かって、トラバースする。
ここでキックターンをして、失敗すると、滑り落ちてしまう。
後でさとさんから、私が聞いたとたん、こわくなったというので、ちょっと笑った。よけいなことをいってしまった。





緊張しながら、トラバースして、やっと山道に出た。




そこで、3人の男性が、スキーをはいている。どこまで滑るのかと聞いたら、東一の越からタンボ平らを滑って、そのまま帰るとのこと。




最後に、一人が、「来年のテレまくりに来てください。」という。どなたかと思ったら、ビンディングのスイッチバックを取り扱っている会社の社長さん(?)なのだった。

小屋の前で少し休み、10:00 御山谷を滑り始める。
あっという間にさとさんが小さくなる。




途中、東一の越に向かっていた3人が、「ヤッホー、がんばれー。」と声をかけてくれる。

御山谷はほんとうに広くて、気持ちがいい斜面。すいすい滑って行ける。
フィルムクラストが、滑るごとにしゃらんしゃらんと音をたてるのも快感。

そして、ついに、10:20。大岩の上に乗る。ヤッター!




記念にセルフタイマーで二人の写真を撮った。




けど、ここから上り返さなくてはならない。はるか上の方に一の越山荘が見える。




また、上り始める。




のども乾いたし、おなかもすいたので、途中の島で、インスタントラーメンを食べた。しょっぱい汁物が、汗をかいた時には、おいしい。身体が欲するのである。




その後歩き始めると、雷鳥が6羽、広い斜面で遊んでいるのにぶつかった。その日は、誰一人御山谷で会わなかったので、私たちで二人じめ。




1:00 一の越に上りついた。




室堂山荘を目ざして、滑っていく。




1:30 山荘に着いたら、撮影隊の道具がおいてあった。早めに切り上げたのかと思ったら、その後また撮影に出かけていった。




しばらくしたら、あたり一面ホワイトアウト。小雨も降り出し、午前中晴れていたのは、ラッキーだったと思った。


その日のログ。




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