紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

映画「春を背負って」を見てきた

2014-06-21 17:27:48 | 13・本・映画・演劇・音楽など
    

ストーリーは、立山稜線上に建っている菫小屋の主である父(小林薫)とともに、子どもの亨が,雪の山小屋を訪れるところから始まる。
それから年月がたち、その父が、遭難者を助けようとして、亡くなる。
それまで都会でトレードの仕事をしていた息子・亨(松山ケンイチ)だったが、母が営む民宿での葬儀に参列、その足で、立山の山小屋に行って、父が残した山小屋のあとを継ぐ決心をする。
そして、父の代から助けてくれていたゴロー(豊川悦司)や、愛(蒼井優)らとともに、慣れない山小屋営業を開始する。
その間に、山での遭難や、新主を助けるゴローが病に倒れた時に、おぶって山をおりたりなどの出来事が、立山の自然を背景に描かれる。

ストーリーをざっと書くと、こんな感じなのだけど、去年の立山スキーにいって、その映画撮影隊と同宿したときから、この映画が封切りされたら、絶対に見に行こうと思っていた。
私たちが見た場面は、映画の中でどう描かれるか、すごく興味があった。

やはり、立山の自然は美しかった。もうずっと何年も前から虜になっている私は、立山の自然に引きつけられた。
が、ストーリーは、はっきりいって、ちょっと物足りなさを感じだ。登山のスペシャリストは、あのような稜線で、嵐のような中でていかないだろうとか・・。病人をおぶって下山はしないだろうとか・・いろいろ。
この映画だけじゃなくても、山登りをするので、ついついそういうことが気になってしまうのだ。

けれども、そういうことはさておいても、あの撮影をした人たちがどう演じているかを見られたのは、すごくよかった。