紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

久しぶりの船

2017-12-08 17:47:06 | 23・三宅島のくらし
昨日は、夏以来、久しぶりに三宅島から船で帰ってきた。
このところ3回くらいは、ずっと飛行機で行き来をしていた。
飛行機と船では、同じ調布にくるのでも、まったく違う。



飛行機だと、ちょっと調布にいってくるね、という感じだけど、船だと、さあ、これから調布に帰るよと身構える感じ。

40分と、6時間半の違いである。

昨日は真っ白い船体のさるびあ丸だった。白い船はおしゃれだけど、この船は古いので、揺れるし、ちょっとエンジンオイルのにおいがする。



今回は、乗る前にしっかりとアネロンを飲んで準備を整えた。
そのおかげで、まあまあの揺れだけど、気分が悪くなることもなく、横になって昼寝をした。

島から離れるまでは、いつも甲板にいる。
島全体を見るのが好きなのである。



だんだんと遠ざかっていく。



どのくらいか寝て、起きたら、もうこんな夕暮れ。
この頃になると、船は揺れなくなる。房総半島と大島が波を遮ってくれるから。



退屈なので、本を読めるかなと思ったら、読めた。
何を読んだかというと、「子どもとの自然観察スーパーガイド」 日本野鳥の会のレンジャー日高哲二さんの書いた本である。

本を読んでいるうちに、レインボーブリッジが近づいてきて、竹芝桟橋に到着した。



三宅島からきたら、東京は暖かいと思った。風がないから、気温が低くても、そう寒く感じない。