紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

バックカントリースキー1日目・尼が禿山

2006-02-23 21:29:17 | 4・テレマークスキー日記
早朝の新幹線で娘と一緒に上毛高原駅に着くと、カヌーテの小作さんが待っていてくれた。
玉原スキー場は、駅からのバスの便がないので、どうしても送迎をお願いすることになる。たいていの人は、駐車場が広いので、車で行く。都心から近いスキー場なので、日帰りバスを出しているツアー会社もある。

40分ほどでスキー場に着いた。日曜日なので、ものすごい人出である。
10時にスキー場入り口を出発。
ツアー参加者は、私と娘、S氏の3人。S氏は去年初めてスキーを始めた、それもいきなりテレマークスキーという40代後半の人。私たち2人は、2度目のバックカントリースキー。S氏は、初めてということだった。

一度リフトに乗った上で、ゲレンデから離れて、森の中に入っていった。少し進んだだけで、あの混雑したスキー場からは想像もできないほど、静かな世界が広がっていた。

しばらく行ったところで、登りになるため、シールをつける。3人とも、今年買ったばかりなので、新品のシールである。



それから登り始めた。時々休みながら、山頂を目指す。



上の方は、溶けた雪が凍って、スキーの板もほとんどもぐらない。けど、滑り降りるのは、こわそう。

そして、尼が禿山の頂上。
そこで、初めて人に出会った。テレスキーの3人と、スノーシューの2人。
私たちもそこで、昼ご飯を食べる。ぽかぽかと暖かく、春のようである。
下を見ると、玉原湖が見える。半分凍結している。(トップの写真)

ゆっくり休んでから、いよいよ滑降の開始。
最初は、樹林の中の雪がカリカリに凍っていて、横滑りしかできない。こんな風にして下ってしまうのは、もったいないようだけど、仕方がない。しばらく下ると、ようやく、なんとかターンできそうな所に出た。

そして、いよいよその日のハイライト。玉原湖に向かって広がるダウンヒル。
小作さんが、カメラを持って、先におりて行く。下から、カメラで撮ってくれる。

娘が滑り降りる。気持ちよくターンを繰り返し、あっという間に点になってしまった。



次に私が行く。ここは、カリカリしてないので、テレマークターンで滑り降りられる。



下に着くと、娘がすでに荷物をおいて、スキーを担ぎ、斜面を登り返している。



娘は3回、私は2回登り返して、このダウンヒルを楽しんだ。
3時頃、スキー場入り口にて、ツアー終了。

◆バックカントリースキー・1日目:尼が禿山  2日目:鹿の俣山~夜後沢

6 コメント

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上手い! (こむぎ)
2006-02-24 07:25:37
スゴイねぇ~

昨シーズンに始めたばかりで

こんなに滑れるなんて・・・

私なんて いつまで経ってもヘッピリ腰だもんね

ここに登場のS氏同様

40歳過ぎてスキーを始め

同じように 難しいと言われているテレマークを選んだ我々は 今だに上達の見込みなし!

「自分が楽しければ いいもん!」って

負け惜しみ言ってたけれど

最近では きっぱり!諦めの境地です(笑)

けど どんなにヘタッピでも

やはりBCに出れば メチャ楽しい~~
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こむぎさんへ (紅蓮)
2006-02-24 08:35:12
ふっふっふ。うまくいった時の写真だけアップしてみました。

大半は、横滑りとこけまくりでした。元々ボーゲンは、あまりうまくできないのです。ボーゲンにすると、その後テレマーク姿勢がとれなくなってしまいます。



でも、S氏は、かなり急な所でもテレマークターンをして怒られてましたが、それしかやったことがないって、そりゃあそうだなあと思いましたが、急なところもころびつつテレマークでおりてましたね。

何にしても、たのしい♪ バックカントリーの世界でした。
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おはよう! (真蘭)
2006-02-24 11:16:55
なんだか楽しさが私にも伝わってきました。

玉原(たんばら湖って読むのね)湖 凍っているんですか?きれいな写真。



滑っている姿、普通の斜滑降のように見えるけど、板と板が斜滑降より、離れているのかしら?

よく違いがわかんないけど、気持ちよさそうに滑っている感じは伝わります。
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真蘭さんへ (紅蓮)
2006-02-24 11:34:04
もっと寒いと、玉原湖は全面氷結するそうです。この時は半分くらいだったけど、人もいなくて、すごーくいい所でした。



テレマークスキーとふつうのアルペンとの一番の違いは、かかとが板に固定されてなくて、上がること。だから、前傾で滑ると、そのまま頭から雪面に突っ込んでころんでしまいます。

これで曲がる時には、山足を曲げるのだけど、そうすると山足のかかとがあがって、その足を軸にして曲がることができるのです。曲がる時は、板が前後に開く形になります。

このかかとが上がるために、スキーをはいたまま、山を登ることができるんです。
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うまいねぇ・・・ (サト)
2006-02-24 18:18:02
紅蓮さん

メチャクチャ上手いじゃないですか!

様になってますね。



退院して携帯では見れなかった迫力ある写真に感激してます。写真が立体的ね。新しい技術、また私にも教えてください。

2か月分をゆっくり楽しませていただきます。



真蘭さん、チロリアンランプさん入院中には温かい見舞いのメッセージを有難うございました。紅蓮さんのところをお借りしてお礼を申し上げます。
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サトさんへ (紅蓮)
2006-02-24 21:20:48
ほんとうに、ほんとうに退院おめでとうございます♪

早速きていただいて、ありがとう。

バックカントリーは、まだどんな雪質でも大丈夫とはいかないのが、つらいとこですが、やっぱり楽しい世界です。



テレターンは、1月妙高はスピードを出すことばかり考えていたら、めちゃくちゃになったのだけど、2月赤倉で、ていねいにゆっくりターンするようにしたら、少し上達した感じ。リハビリして、来年はぜひまた一緒に滑りましょうね♪

まだ無理しないでね!
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