紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

キナバル山

2006-06-15 06:58:31 | 3・山の日記
今年、今まで登った山の中で一番の高山、キナバル山を目指すことは、このBlogにも書いた。
高山病になりやすい私にとっては、かなり厳しいかもしれないと思っている。
でも、体調がよければ、うまくいけば大丈夫かもしれないとも思っている。
ちなみに、3776mの富士山には冬に2度登ったことがあるけれど、1度は相当ひどい高山病になり、1度は何ともなかった。

これから、キナバル山のことを、いろいろ調べてみようと思っていたところ、先日もキナバル山の写真をお借りしたペンギンさんのBlogを見て、「はじめての四000m」(藤田健次郎著・山と渓谷社刊)という本が今日出版されるのがわかった。
なんと、ペンギンさん本人が表紙を飾られている他、何枚か写真協力をされているそうです。

ペンギンさんの説明によると、

この本は、山名の由来、現地の状況、登山の準備、実施にわたる豊富な情報と、実に入念な構成で、これからキナバル登山を志す人には必読の書
とのことです。

◆トラックバック
ペンギン夫婦の山と旅「はじめての四000m」

滝子山(1610m)に登ってきました!

2006-06-13 13:59:41 | 3・山の日記
私の持っている地図だと、標高1590mだけど、山頂の杭は、1610mになっていた。

前日はくもり予想だったのに、朝起きたら、すでにポツポツと降り出している。
それでも、夏山のトレーニングなので、とりあえず集合場所に行くことにした。ダメなら、高尾山くらい登ろうかという感じで出かけた。

高尾から笹子まで行く電車の中で、かなり本降りになる。
どうしようかね、と思ったけど、同行のホイッスルの良流娯さんも眞紀子さんも、全くやめる気配なし。

7:56 笹子駅に着くと、雨具、スパッツ、ザックカバーをかける。滝子山に登る人は1人もいない。
1日中、登山者には誰1人会わない日だった。(あの大雨じゃあね)

8:10 歩き始め、甲州街道に沿って歩いて行く。「滝子山登山口」の標識で左に曲がる。
9:00 車道終点。

川に沿って道がついていた。
木々が雨に洗われてきれい。天然スパみたいで美容にいい。などと、口々にいいながら登っていった。最初のうちは。



雨だと、ゆっくり休憩もとれないので、おなかが空くと、立ったまま行動食を食べた。
初めは、さしていたカサも、急な崖のような所を登る時には、手があいてないと危険なので、さすのをやめた。

10:25 曲沢峠へ行く道の分岐



しばらく登ると、なだらかで気持ちのよい草原になる。花も咲いている。ここだけ雨もやんでいて、このまま晴れてくれたらと思う。
ところが、そうはいかなかった。



11:30 鎮西ヶ池の鳥居のところで、その日初めて人に会った。登山道の整備をしている、地元の村の人たちであった。

11:50 山頂に着いた頃、待っていたように大雨になった。風も強い。そこでも、登山道整備をしている人たちがいた。その人たちに、3人一緒の写真をとってもらう。(トップ)
本当なら、ここからは三つ峠、その向こうにとても形のきれいな富士山が見えるそうだけど、全てが雲の中。
それにしても、会社の休みの日に、こうやって登山者のためにボランティアをして整備してくれている人たちには、頭が下がる。



そのおかげで、ずいぶん下山は楽になる。下りは、大雨のため、ずるずるの泥道。しかも、かなりの急坂。古いロープや新しく張られたロープを頼りに、下って行く。
途中で、整備の人たちに追い抜かれたが、もうその下る速さにビックリ。

12:40 桧平に着いた。

その後、道は女坂、男坂に分かれる。どっちにしようか迷って、女坂をとる。でも、ものすごく急で、ドロドロ。男の方がよかったかもね~といいながら、下っていくと、だいぶ下の合流点で、作業の人に追い抜かれた。どっちが良かったか聞いたら、あんなに急でも、まだ女坂の方がましらしい。男坂は、さらにもっと急だということだった。

そうして、下までおりてから、途中で、ドロドロの靴やスパッツなど洗って、
2:50 はつかり駅到着。
(山行記録を書いていた用紙が雨にぬれて、書けなかったため、詳しい途中経過がわからない。)

その後、コンビニの人に、近くに温泉などはないかと聞くと、線路向こうに八幡荘という旅館があるという。
そこで、お風呂に入らせてもらうことにしたところ、帰りに「お茶を飲んで行きなさい」というお言葉。

お茶より、ビールがいいなあなどといいながら、向かいの母屋に行ったところ、嬉しいことにちゃんとビールが冷えて置いてあった。
早速、カンパーイ!


ご主人は、八幡神社の宮司さんだったが、ビールを飲んでいる私たちに、とれたてレタスのサラダと大盛りのおでんをサービスしてくれた。



天候は最悪だったが、けっこう歩きでのある山で、夏山のトレーニングにもなった。それと、これだけ降られれば、この先、ちょっとやそっとの雨では、びくともしないだろう。

計画表


ロイヤルパークホテル汐留タワー

2006-06-10 17:06:24 | 20・日々のできごと
だいぶ前にこのBlogにも書いたことがある都心のホテルに行った。
目的は、高校同期会会場の下見と打ち合わせ。

集まったのは6人。男性3人。女性3人。お酒の種類と量の相談に、かなりの時間を割いていた。お酒の好みは百人百様。
ただし量については、女性の方が若干多い学校だったので、そんなには飲まないですよね~。という雰囲気であったが……。

ところが、その後、昼食を食べにお店に入ると、迷わず「生ビール!」と頼んだのは女性の3人だけ。(笑)

6月25日(日)は同期会本番。めったに会えない人に会えるのが楽しみ。

明日は滝子山(1590m)

2006-06-10 07:41:14 | 3・山の日記
今日はよく晴れているが、明日はどうだろうか。
明日は、たまたまフリーになったので、夏山トレーニングのために、中央線沿線の山、滝子山に登ってくる。

今夏は、7月は、山小屋2泊で白馬~朝日、8月は、同じく山小屋2泊で、立山~剣に行く予定である。
7月の白馬岳は、もう1ヶ月後くらいに迫っている。
山小屋泊まりの山行では、たいてい朝は4時頃から、長いと夕方4時頃まで歩き続ける。よく考えると、10~12時間も歩くわけだ。
ふだん、日帰りだとせいぜい長くても、6-7時間。泊まり山行は、行動時間が長いので、行く前にトレーニングが必要となる。
当分土、日は忙しく、なかなかトレーニングに行けないので、明日は天気はどうかなあと思いつつ、行くことにした。
一緒に行くのは、ホイッスルの良流娯さんとM子さん。


<計画表>

笹子駅 8:00 → 8:45 車道終点 → 9:30 曲沢峠分岐

9:40 → 11:30 滝子山 12:10 → 12:50 桧平

1:00 → 1:40 分岐 1:45 → 2:35 富士見いこいの村

3:15 はつかり駅

予定変更

2006-06-08 06:20:32 | 3・山の日記
アメリカ国立公園フリークの私は、今年も今月、娘と一緒にロッキー山脈国立公園に行こうと計画していた。そこで、名もない山でもいいので、富士山よりちょっと高い山に登って、自己最高到達点記録をぬりかえようと考えていた。

ところが、いろいろあって6月には時間がとれなくなり、10月に変更になった。
10月末では、ロッキー山脈はもう秋というより初冬である。ロッキーの山に登るのが初めてでは、とても無理だろう。
それから、どこなら時期的に登れるか、いろいろ調べた。

そして、行くことにしたのが、マレーシアのキナバル山(4095m)
ふもとで1泊。3300mあたりにある山小屋で1泊。翌朝、2時出発で山頂を目指す。
この山は、ガイドと一緒じゃないと、入山が許されていないので、ツアーに入ることにした。
そんなに高い山に登れるだろうか。心配半分、楽しみ半分。高山に適応できない人は、山の途中で待っているしかない。
娘と良流娯さんと3人で登りに行く予定。

トップの写真は、キナバル山。カッコいい山である。
この写真は、2005年1月に登頂された変愚院(ペンギン)さんが撮影したものをお借りしました。
変愚院さん、どうもありがとうございます。
また、もうちょっと近くなりましたら、いろいろとキナバル山のことを教えてください。

ペンギンさんのホームページ。左の海外トレッキングをクリック。下に移動させていくと、「キナバル山登頂記」が載っています。)

連句・夏の巻

2006-06-06 07:16:34 | 7・連句・俳句・短歌
連句・夏の巻が昨日始まった。
せっかち歌仙・その15「牡丹の巻」

いつも私が、連句をまわす役目をしている。このところ、いろいろと忙しい事もあって、ちょっと間があいちゃったかなあと思ったけれど、前回のせっかち歌仙・その14「春立つ日の巻」は春で、今回は夏。季節を飛ばしたわけではなかった。

発句を募集したところ、次の句が集まった。

蕉翁と 草鞋脱ぎたり 那須の里

牡丹映ゆ 鄙(ひな)の古刹に 小糠雨

浅草で 娘とかこむ どぜう鍋    

嵐あけ 富士もさわやか 五月晴れ   

桜海老 干されあざやか 五月晴れ  

緑陰(みどりかげ) ひらりひらりと 黒揚羽  

雷鳴と 驟雨(しゅうう)激しく ひとしきり  

空よりの 追伸ありて 夏落葉   

夕虹の 根っこに釣師の 忘れ物   

遠雷や 青磁の壺の ひび模様


発句は、後に独立して俳句となった句である。
したがって、季語が必要かと思っていた。那須の里の句には季語がないので、少艶先生にお聞きしたら、「名所」「ある人物」を特定したものは、発句でも季がなくてもよいということである。

みんなで投票したところ、

牡丹映ゆ 鄙(ひな)の古刹に 小糠雨   少艶
が選ばれた。楽しく巻いてゆきましょう。

連句の部屋