◇ ダウ平均は歴史的な上昇 = ダウ平均株価は先週末までに、11日連続で史上最高値を更新した。今週月曜にも上昇すれば、1987年1月に作った12日間連続で新高値の記録に肩を並べる。小売りや住宅販売など、景気指標が堅調だったことが好感された。加えてトランプ減税に対する期待感も続き、さらにFRBによる利上げが5月以降に遠のいたという観測も市場に安心感を与えた。ダウは週間198ドルの値上がり。
対照的に、東京市場には弱気の虫が住み着いている。企業の業績は絶好調。国内の景況にも、特に悪いところは見当たらない。唯一の懸念材料は円高だが、まだ112円前後を維持しており、大幅に上昇したわけでもない。輸出も回復基調になっている。FRBの利上げが遠のいたことは将来の円高要因になるかもしれないが、それが決定的な売り材料になっているとは考えられない。
トランプ大統領が今週28日、議会で施政方針を表明する。こうしたなかで、ダウ平均がどこまで高値更新の記録を伸ばすのか。PER(株価収益率)は13年ぶりの高さになっているから、そろそろ一休みしてもおかしくはない。一方、東京市場はいつ弱気の虫が退散してくれるのか。理由が判然としないまま弱気相場が続くのは、なんとも気持ちが悪い。
今週は28日に、1月の鉱工業生産と商業動態統計。1日に、10-12月期の法人企業統計と2月の新車販売。2日に、1月の労働力調査、家計調査、消費者物価と2月の消費動向調査。アメリカでは27日に、中古住宅販売。28日に、10-12月期のGDP改定値と2月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。1日に、2月の新車販売とISM製造業景況指数。3日に、2月のISM非製造業景況指数。また中国が1日に、2月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪27日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
対照的に、東京市場には弱気の虫が住み着いている。企業の業績は絶好調。国内の景況にも、特に悪いところは見当たらない。唯一の懸念材料は円高だが、まだ112円前後を維持しており、大幅に上昇したわけでもない。輸出も回復基調になっている。FRBの利上げが遠のいたことは将来の円高要因になるかもしれないが、それが決定的な売り材料になっているとは考えられない。
トランプ大統領が今週28日、議会で施政方針を表明する。こうしたなかで、ダウ平均がどこまで高値更新の記録を伸ばすのか。PER(株価収益率)は13年ぶりの高さになっているから、そろそろ一休みしてもおかしくはない。一方、東京市場はいつ弱気の虫が退散してくれるのか。理由が判然としないまま弱気相場が続くのは、なんとも気持ちが悪い。
今週は28日に、1月の鉱工業生産と商業動態統計。1日に、10-12月期の法人企業統計と2月の新車販売。2日に、1月の労働力調査、家計調査、消費者物価と2月の消費動向調査。アメリカでは27日に、中古住宅販売。28日に、10-12月期のGDP改定値と2月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。1日に、2月の新車販売とISM製造業景況指数。3日に、2月のISM非製造業景況指数。また中国が1日に、2月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪27日の日経平均は? 予想 = 下げ≫