◇ 交通規制やテレワーク = 1年後のオリンピックに備えて、首都高速道路の交通規制やテレワーク(在宅勤務)の奨励といった実験的な試みが相次いで実施された。このうち交通規制は7月24日と26日の両日、首都高の外苑など4箇所の入り口を終日閉鎖。またテレワークは24日に、官公庁や大企業を中心に行われた。さらに通勤時の混雑を緩和するため、出勤時間の繰り上げや繰り下げを実施した企業も多い。いずれもオリンピック時の交通渋滞を緩和することが目的だ。
国土交通省の発表によると、都心の交通を規制した結果、首都高速道路の交通量は前年同日より約7%、都内の一般道では約4%減少したという。目標は首都高で30%、一般道で10%の削減なので、まだ不足。政府は高速道路の料金を時間帯によって変えるなどの措置も加えて、再び実験する方針だ。
このような実験中に、事故や被害が出たという報告はない。しかし政府や東京都には、もう少し綿密な事故や被害の調査を行ってほしい。その結果、ほんとうに大きなマイナスがないと判明したら、発想を一変してみたらどうだろう。つまりオリンピックが終わったあとも、こうした体制を続けられないかどうか。
たとえば最初は、毎月24日だけでいい。首都高の入り口を何か所か閉鎖し、時間帯別の料金を設定する。テレワークの社員を増やし、時差出勤も実行してもらう。順調ならば、少しずつ実行日を増やして行く。これからの実験はオリンピックだけを考えるのではなく、東京を住みよい街にするためという目標意識を持って実行してもらいたい。
≪2日の日経平均 = 下げ -453.83円≫
【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】
国土交通省の発表によると、都心の交通を規制した結果、首都高速道路の交通量は前年同日より約7%、都内の一般道では約4%減少したという。目標は首都高で30%、一般道で10%の削減なので、まだ不足。政府は高速道路の料金を時間帯によって変えるなどの措置も加えて、再び実験する方針だ。
このような実験中に、事故や被害が出たという報告はない。しかし政府や東京都には、もう少し綿密な事故や被害の調査を行ってほしい。その結果、ほんとうに大きなマイナスがないと判明したら、発想を一変してみたらどうだろう。つまりオリンピックが終わったあとも、こうした体制を続けられないかどうか。
たとえば最初は、毎月24日だけでいい。首都高の入り口を何か所か閉鎖し、時間帯別の料金を設定する。テレワークの社員を増やし、時差出勤も実行してもらう。順調ならば、少しずつ実行日を増やして行く。これからの実験はオリンピックだけを考えるのではなく、東京を住みよい街にするためという目標意識を持って実行してもらいたい。
≪2日の日経平均 = 下げ -453.83円≫
【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】