経済なんでも研究会

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ソウル市民の良識を 見習おう

2019-08-10 07:33:49 | なし
◇ 撤去された“反日”の垂れ幕 = 「ボイコット 日本」と大書された垂れ幕1100本が5日朝、ソウル市中区の目抜き通りを埋め尽くした。中区役所が製作、街灯に吊り下げたもの。だが6時間後には、すべてが撤去された。市民から「役所が率先して反日感情を煽るのはおかしい」という抗議が殺到したためである。徐良鎬区長は「日本政府と日本国民を同一視し、日本国民にいらぬ誤解を与えかねない懸念について謙虚に受け止めた」と釈明した。

経済産業省は8日、半導体材料の韓国向け輸出案件を認可したと発表した。韓国への輸出管理を厳しくしてから、はじめての認可。これに関して世耕経産相は「正当な取り引きだと認定した。ここからも判るように、今回の措置は禁輸ではない」と説明した。だが韓国を優遇対象国からはずしたとき、なぜ、この説明をしなかったのだろう。なんらかの意図があったのか、それとも単なる不親切か。

安倍首相は、日韓首脳会談の可能性を聞かれて「韓国がまず国と国との約束を守ることだ」と突き放している。要するに「韓国は約束を守らない」と非難しているわけだ。しかし、この発言を韓国の国民が聞くと、「韓国人は約束を守らない」と言われているように聞こえはしないだろうか。こんな些細なことからも、国民感情は形成される危険がある。

たとえば安倍首相には「約束を守らない韓国政府、あるいは文在寅政権」と、正確に言ってほしい。ソウルの区長さんが言っているように「政府と国民を同一視しない」ために。輸出管理の問題にしても「韓国向け輸出の一部にみられる不当な取引を排除するために」と、初めから目的を明示した方がよかった。日本側も、もう少し気を付けよう。

       ≪9日の日経平均 = 上げ +91.47円≫

       【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】   

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