◇ 大変だ! ヨーロッパ第2波の衝撃 = ヨーロッパ諸国を襲ったコロナ・ウイルス第2波は予想されたより強烈で、第1波を上回る勢いで拡大している。WHO(世界保健機関)の集計によると、ロシアを含むヨーロッパ地域の感染者は11日までの1週間で69万4200人。死亡者は6172人に達した。3-4月に経験した第1波よりも、はるかに強い伝染力を示している。
各国政府は、防戦に大わらわ。フランスはパリを含む9つの都市圏で、夜間の外出を禁止した。スペインは首都マドリードで非常事態宣言、人々の移動が厳しく制限された。またイギリスでも、リバプールなどでパブなどの営業を停止している。いずれも第1波のときのような全国的な規制は避け、局地的に経済活動を規制したことが特徴だ。
日本時間16日午前0時の集計で、各国の状況をみてみよう。アメリカの感染者は791万人、死亡者は21万6904人に達した。次いでブラジルの感染者は514万人、死亡者は15万1747人。インドは感染者730万人、死亡者11万1266人となっている。インドの感染者数がアメリカを超えて世界一となるのは、時間の問題だろう。
日本の感染者は累計9万2225人、死亡者は1613人。この1週間で、死亡者は31人増加した。日本の場合、現在の第2波が第1波を上回っている兆候は少ない。しかし最近になって、感染者数は増加傾向にある。この点について、コロナ対策分科会の尾身会長は「いまは分岐点。拡大する危険もある」と説明した。経済再開を急ぐ政府に遠慮したような言い方だったが、専門家はもっと明確に意見を表明してもらいたいものだ。
≪16日の日経平均 = 下げ -96.60円≫
【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】
各国政府は、防戦に大わらわ。フランスはパリを含む9つの都市圏で、夜間の外出を禁止した。スペインは首都マドリードで非常事態宣言、人々の移動が厳しく制限された。またイギリスでも、リバプールなどでパブなどの営業を停止している。いずれも第1波のときのような全国的な規制は避け、局地的に経済活動を規制したことが特徴だ。
日本時間16日午前0時の集計で、各国の状況をみてみよう。アメリカの感染者は791万人、死亡者は21万6904人に達した。次いでブラジルの感染者は514万人、死亡者は15万1747人。インドは感染者730万人、死亡者11万1266人となっている。インドの感染者数がアメリカを超えて世界一となるのは、時間の問題だろう。
日本の感染者は累計9万2225人、死亡者は1613人。この1週間で、死亡者は31人増加した。日本の場合、現在の第2波が第1波を上回っている兆候は少ない。しかし最近になって、感染者数は増加傾向にある。この点について、コロナ対策分科会の尾身会長は「いまは分岐点。拡大する危険もある」と説明した。経済再開を急ぐ政府に遠慮したような言い方だったが、専門家はもっと明確に意見を表明してもらいたいものだ。
≪16日の日経平均 = 下げ -96.60円≫
【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】