◇ 中国の影が急速に拡大 = ダウ平均は先週834ドルの値下がり。5週間の続落で、終り値は3万3000ドルを割り込んだ。FRBによる金融引き締め政策の決定が、いよいよ4日に近づいてきた。アマゾンが1-3月期に赤字となったことが象徴するように、景気の先行きが心配される。株価が下がると次の日には安値拾いの買い物も入ったが、株価を押し上げるほどの力はなかった。
日経平均は先週257円の値下がり。円の対ドル相場が28日、一時20年ぶりに131円台まで下落した。しかし輸出株などが買われて、この日の株価は上昇している。おかげで週間の下落は、小幅にとどまった。FRBが0.5%の利上げを発表すると、円相場はもっと下がる可能性が大きい。そのとき日経平均は、どういう動きをみせるのだろうか。
ニューヨーク市場では、これまで金融引き締めの景気に及ぼす悪影響が心配されてきた。ところがハイテク企業の業績が頭打ちになったことをみても判るように、中国からの供給不安が急激に強まっている。このため市場は金融引き締めと供給網の混乱の両面から、景気の先行きを心配しなければならなくなった。したがって4日のFRB発表で「一区切りが付いた」という感じは出にくくなっている。
今週は2日に、4月の消費動向調査、新車販売。アメリカでは2日に、4月のISM製造業景況指数。4日に、3月の貿易統計、4月のISM非製造業景況指数。6日に、4月の雇用統計。なお4日に、パウエルFRB議長が会見「利上げ0.5%と量的金融引き締めの開始」を発表する予定。
≪2日の日経平均 = 下げ -29.37円≫
日経平均は先週257円の値下がり。円の対ドル相場が28日、一時20年ぶりに131円台まで下落した。しかし輸出株などが買われて、この日の株価は上昇している。おかげで週間の下落は、小幅にとどまった。FRBが0.5%の利上げを発表すると、円相場はもっと下がる可能性が大きい。そのとき日経平均は、どういう動きをみせるのだろうか。
ニューヨーク市場では、これまで金融引き締めの景気に及ぼす悪影響が心配されてきた。ところがハイテク企業の業績が頭打ちになったことをみても判るように、中国からの供給不安が急激に強まっている。このため市場は金融引き締めと供給網の混乱の両面から、景気の先行きを心配しなければならなくなった。したがって4日のFRB発表で「一区切りが付いた」という感じは出にくくなっている。
今週は2日に、4月の消費動向調査、新車販売。アメリカでは2日に、4月のISM製造業景況指数。4日に、3月の貿易統計、4月のISM非製造業景況指数。6日に、4月の雇用統計。なお4日に、パウエルFRB議長が会見「利上げ0.5%と量的金融引き締めの開始」を発表する予定。
≪2日の日経平均 = 下げ -29.37円≫