◇ 今週も下げれば史上最長の下落に = ダウ平均株価は先週935ドルの値下がり。これで8週間連続の下落となった。これまで8週間の続落は、世界大恐慌の1932年と1940年にあったのみ。したがって、もし今週も下落すれば、有難くない9週連続という史上最長記録を作ることになってしまう。市場では、なんとか反発しないかと気をもんでいる。
ニューヨーク市場の株価をSP500指数でみると、年初から先週末までの下落率は18%だった。同じ期間で調べてみると、1932年は下落率が33%、40年は20%だったから、今回の方が下落のスピードは遅い。また今回の下げは、企業の決算発表内容が予想を下回ったことで加速した。しかし3月決算の発表はほぼ終わったから、この面から悪材料が出ることはない。反発を期待する投資家の声である。
株価が下落した最大の原因は、アメリカの景気先行きに不安が生じたことだ。特に先週は長期金利が反落して3%を切ったにもかかわらず、株価は上昇しなかった。これは景気の見通しが悪化した結果、金利が下がったと考えられたためである。現在のインフレを抑制するためには、金融引き締めが不可欠。すると景気の後退は避けられない。とにかく格言通り「5月は売り」だ。悲観派の声である。
「明けない夜はない」の言葉通り、そろそろ明るくなってもいいのでは。感覚的に言えば、今週は反発する可能性が大きそうだ。しかし、これだけ長期間にわたって株価が下落したのには、もっと大きな意味があるのかもしれない。たとえば金融バブルの崩壊、第2次冷戦の始まりとか。すると株価はいったん反発しても、まだ少し調整すると覚悟しておいた方がいいかもしれない。
≪23日の日経平均 = 上げ +262.49円≫
≪24日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
ニューヨーク市場の株価をSP500指数でみると、年初から先週末までの下落率は18%だった。同じ期間で調べてみると、1932年は下落率が33%、40年は20%だったから、今回の方が下落のスピードは遅い。また今回の下げは、企業の決算発表内容が予想を下回ったことで加速した。しかし3月決算の発表はほぼ終わったから、この面から悪材料が出ることはない。反発を期待する投資家の声である。
株価が下落した最大の原因は、アメリカの景気先行きに不安が生じたことだ。特に先週は長期金利が反落して3%を切ったにもかかわらず、株価は上昇しなかった。これは景気の見通しが悪化した結果、金利が下がったと考えられたためである。現在のインフレを抑制するためには、金融引き締めが不可欠。すると景気の後退は避けられない。とにかく格言通り「5月は売り」だ。悲観派の声である。
「明けない夜はない」の言葉通り、そろそろ明るくなってもいいのでは。感覚的に言えば、今週は反発する可能性が大きそうだ。しかし、これだけ長期間にわたって株価が下落したのには、もっと大きな意味があるのかもしれない。たとえば金融バブルの崩壊、第2次冷戦の始まりとか。すると株価はいったん反発しても、まだ少し調整すると覚悟しておいた方がいいかもしれない。
≪23日の日経平均 = 上げ +262.49円≫
≪24日の日経平均は? 予想 = 下げ≫