◇ 意外に動かなかった株価 = ダウ平均は先週52ドルの値下がり。終り値は3万4000ドルを割り込んだ。FRBによる利上げや予想を上回る1月の雇用統計が発表されたにもかかわらず、株価の動きは小幅にとどまった。もっともパウエル議長が会見した1日は、議長の「あと数回の利上げを議論することになる」という発言で500ドル以上も下落。そのあと「物価の伸びが鈍化するプロセスが始まった」という発言で、大きく反発したりしている。
日経平均は先週127円の値上がり。4週連続の上昇で、終り値は2万7500円台に戻している。1月中は1232円の上昇だったが、その勢いを持続した。IMF(国際通貨基金)が23年の世界経済見通しを発表、先進国のなかで日本の成長予測がいちばん高かったことを好感している。ただ、この水準まで上がると確定売りが出てくる。‟節分天井”の可能性も大きい。
ショッキングなニュースは、アップルやマイクロソフトなど巨大IT企業5社がそろって減益となったこと。それでも株価は下がらない。市場では「昨年の下落分を取り返している」と説明されているが、これではパウエル議長も安心して手綱を緩めるわけにはいかないだろう。やはり「利上げはあと1回ではなく、2回以上」という見方が強まってしまった。
今週は7日に、12月の毎月勤労統計、家計調査、景気動向指数。8日に、1月の景気ウオッチャー調査。10日に、1月の企業物価。アメリカでは7日に、12月の貿易統計。10日に、2月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が10日に、1月の消費者物価と生産者物価を発表する。なお7日に、バイデン大統領の一般教書演説。
≪6日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均は先週127円の値上がり。4週連続の上昇で、終り値は2万7500円台に戻している。1月中は1232円の上昇だったが、その勢いを持続した。IMF(国際通貨基金)が23年の世界経済見通しを発表、先進国のなかで日本の成長予測がいちばん高かったことを好感している。ただ、この水準まで上がると確定売りが出てくる。‟節分天井”の可能性も大きい。
ショッキングなニュースは、アップルやマイクロソフトなど巨大IT企業5社がそろって減益となったこと。それでも株価は下がらない。市場では「昨年の下落分を取り返している」と説明されているが、これではパウエル議長も安心して手綱を緩めるわけにはいかないだろう。やはり「利上げはあと1回ではなく、2回以上」という見方が強まってしまった。
今週は7日に、12月の毎月勤労統計、家計調査、景気動向指数。8日に、1月の景気ウオッチャー調査。10日に、1月の企業物価。アメリカでは7日に、12月の貿易統計。10日に、2月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が10日に、1月の消費者物価と生産者物価を発表する。なお7日に、バイデン大統領の一般教書演説。
≪6日の日経平均は? 予想 = 上げ≫