◇ ボックスから抜け出せない株価 = ダウ平均は先週57ドルの値下がり。終り値は3万3869ドルで、3万4000ドルを前に足踏みした。年初来では722ドル、率にして2.2%の上昇。株価はずっと3万2900ドル~3万4500ドルの間で、行ったり来たり。パウエルFRB議長は、株価がこの下限に近付くと「インフレは鈍化」と言って、市場を勇気づける。上限に近付くと「まだ利上げは続く」と言って、市場の熱を冷ましているようだ。
日経平均は先週162円の値上がり。終り値は2万7671円だった。年初来では1576円、率にして6.0%の上昇。こちらも2万5700円~2万7700円の間で揺れ動いている。IMF(国際通貨基金)が日本の経済見通しを上方修正したことなどを好感したが、発表された企業物価や家計調査、毎月勤労統計などは、みな株価にとっての好材料とはならなかった。
いま10-12月期の決算発表がピーク。この時点ではアメリカの見通しが予想よりは悪くなく、日本は予想よりやや悪い。こうした点からみると、ニューヨークの方が早くボックス圏から抜け出るかもしれない。しかし東京市場の方が出遅れ株に対する物色が入りやすく、また日銀総裁の交代といった新しい材料も現れた。
今週は14日に、10-12月期のGDP改定値。15日に、12月の第3次産業活動指数、1月の訪日外国人客数。16日に、1月の貿易統計、12月の機械受注。アメリカでは14日に、1月の消費者物価。15日に、1月の小売り売上高、工業生産、2月のNAHB住宅市場指数。16日に、1月の生産者物価、住宅着工戸数が発表される。
≪13日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
日経平均は先週162円の値上がり。終り値は2万7671円だった。年初来では1576円、率にして6.0%の上昇。こちらも2万5700円~2万7700円の間で揺れ動いている。IMF(国際通貨基金)が日本の経済見通しを上方修正したことなどを好感したが、発表された企業物価や家計調査、毎月勤労統計などは、みな株価にとっての好材料とはならなかった。
いま10-12月期の決算発表がピーク。この時点ではアメリカの見通しが予想よりは悪くなく、日本は予想よりやや悪い。こうした点からみると、ニューヨークの方が早くボックス圏から抜け出るかもしれない。しかし東京市場の方が出遅れ株に対する物色が入りやすく、また日銀総裁の交代といった新しい材料も現れた。
今週は14日に、10-12月期のGDP改定値。15日に、12月の第3次産業活動指数、1月の訪日外国人客数。16日に、1月の貿易統計、12月の機械受注。アメリカでは14日に、1月の消費者物価。15日に、1月の小売り売上高、工業生産、2月のNAHB住宅市場指数。16日に、1月の生産者物価、住宅着工戸数が発表される。
≪13日の日経平均は? 予想 = 下げ≫