◇ 日米ともに高値圏での足踏みか = ダウ平均は先週669ドルの値上がり。政府の債務上限問題が解決、市場には明るい空気が戻ってきた。ハイテク株が全体の上昇をリードした半面、小売り関連は消費の先行き見通しが暗く冴えなかった。また5月の雇用統計では非農業雇用者が予想以上に増えたが、失業率は上昇。市場への影響は小さかった。FRBが来週の会議で金利の0.25%引き上げを決めるのか、それとも据え置くのかが最大の焦点。
日経平均は先週608円の値上がり。これで8週連続の上昇となり、終り値は3万1500円台に。とにかく5月は2031円の上昇で、主要国でいちばんの株高となった。企業の好決算、円安の進行、自社株買いなどが原因。海外投資家は9週連続の買い越し、この間の買い越し合計は約4兆円にのぼる。東証プライムの売買代金も31日、6兆9552億円の過去最高を記録した。
ニューヨーク市場は来週のFOMC(公開市場委員会)を控えて、大きくは動けないだろう。また東京市場も好調な足取りのなかで、年初来安値の銘柄が増え始めた。銘柄の選別が強まってきたためで、高値圏で利益確定売りが増える前兆でもある。こうしたことから、今週は特に大きな材料が出現しない限り、日米ともに足踏み状態に陥る可能性が大きいと思われる。
今週は6日に、4月の家計調査、毎月勤労統計。7日に、4月の景気動向指数。8日に、1-3月期のGDP改定値、5月の景気ウオッチャー調査。アメリカでは5日に、5月のISM非製造業景況指数。7日に、4月の貿易統計。また中国が7日に、5月の貿易統計。9日に、5月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪5日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均は先週608円の値上がり。これで8週連続の上昇となり、終り値は3万1500円台に。とにかく5月は2031円の上昇で、主要国でいちばんの株高となった。企業の好決算、円安の進行、自社株買いなどが原因。海外投資家は9週連続の買い越し、この間の買い越し合計は約4兆円にのぼる。東証プライムの売買代金も31日、6兆9552億円の過去最高を記録した。
ニューヨーク市場は来週のFOMC(公開市場委員会)を控えて、大きくは動けないだろう。また東京市場も好調な足取りのなかで、年初来安値の銘柄が増え始めた。銘柄の選別が強まってきたためで、高値圏で利益確定売りが増える前兆でもある。こうしたことから、今週は特に大きな材料が出現しない限り、日米ともに足踏み状態に陥る可能性が大きいと思われる。
今週は6日に、4月の家計調査、毎月勤労統計。7日に、4月の景気動向指数。8日に、1-3月期のGDP改定値、5月の景気ウオッチャー調査。アメリカでは5日に、5月のISM非製造業景況指数。7日に、4月の貿易統計。また中国が7日に、5月の貿易統計。9日に、5月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪5日の日経平均は? 予想 = 上げ≫