◇ ダウとSP500が最高値を更新 = ニューヨーク市場がまた賑わっている。ダウ平均は先週382ドルの値上がり。終り値は3万5677ドルで、2か月ぶりに史上最高値を更新した。SP500指数も最高値を更新している。市場では景気の先行きについて強気と弱気が交錯していたが、最終的には強気が押し切った形。コロナの再拡大や原材料価格の高騰を心配する声も強かったが、楽観派が豊富な資金にモノを言わせた。
日経平均は先週264円の値下がり。コロナが急速に鎮静化し行動規制も大幅に解除されたが、市場は元気がない。というのも原油高と円安が同時進行し、景気の先行きに黒雲が発生したためだ。ふつうは円安になると輸出関連企業の利益が増加、株価は上がる。しかし今回は電力・ガス料金や輸入原材料の高騰で、企業収益や個人消費が圧迫される悪影響の方が大きいと考えられるからだ。
FRBが金融緩和政策の縮小を決める11月が、いよいよ近づいてきた。ニューヨーク市場が、これをどう受け取るか。今週あたりから、その動きが見え始めるだろう。一方、原油高と円安はまだ進行しそう。東京市場の重苦しさは、今週も続きそうだ。ただ世間の関心は、総選挙の結果へと集中して行く。株価が大きく動くことはないだろう。
今週は26日に、9月の企業向けサービス価格。28日に、9月の商業動態統計。29日に、9月の労働力調査、鉱工業生産、住宅着工戸数と10月の消費動向調査。アメリカでは26日に、8月のFHFA住宅価格、9月の新築住宅販売、10月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。28日に、7-9月期のGDP速報、9月の中古住宅販売。また28日に、EUが7-9月期のGDP速報。31日に、中国が10月の製造業と非製造業のPMIを発表する。なお31日は、衆議院選挙の投開票日。
≪25日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
日経平均は先週264円の値下がり。コロナが急速に鎮静化し行動規制も大幅に解除されたが、市場は元気がない。というのも原油高と円安が同時進行し、景気の先行きに黒雲が発生したためだ。ふつうは円安になると輸出関連企業の利益が増加、株価は上がる。しかし今回は電力・ガス料金や輸入原材料の高騰で、企業収益や個人消費が圧迫される悪影響の方が大きいと考えられるからだ。
FRBが金融緩和政策の縮小を決める11月が、いよいよ近づいてきた。ニューヨーク市場が、これをどう受け取るか。今週あたりから、その動きが見え始めるだろう。一方、原油高と円安はまだ進行しそう。東京市場の重苦しさは、今週も続きそうだ。ただ世間の関心は、総選挙の結果へと集中して行く。株価が大きく動くことはないだろう。
今週は26日に、9月の企業向けサービス価格。28日に、9月の商業動態統計。29日に、9月の労働力調査、鉱工業生産、住宅着工戸数と10月の消費動向調査。アメリカでは26日に、8月のFHFA住宅価格、9月の新築住宅販売、10月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。28日に、7-9月期のGDP速報、9月の中古住宅販売。また28日に、EUが7-9月期のGDP速報。31日に、中国が10月の製造業と非製造業のPMIを発表する。なお31日は、衆議院選挙の投開票日。
≪25日の日経平均は? 予想 = 下げ≫