魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ウソ・大げさ・紛らわしいジャロ

2009年09月20日 | ワイン ~2020年
なんといっても今年のボジョレーヌーヴォーは

「まれに見るすばらしい年になる見通し」だとか

「歴史的なミレジムになるべき条件がそろっている」だとか

業界では大変な騒ぎだ。



たいてい毎年同じような騒ぎをしているので真実味や説得力に
欠けるオオカミ少年と言われても仕方ないでしょう。



しかし・・・・・、今年こそは信じてみたいぞっと思う。


・・・ってこれも毎年のことだったりする。





さて、本日のワインは

2006 メルキュレ クロ・デ・ミグラン(フェヴレ)


明るいフルーツ、赤い花、チェリー、フランボワーズ、ほんの
ちょっとだけクミンやパプリカなどハーブ系も。


味わいは、柔らか、ふんわりと包み込むように優しいです。
果実味の張りがあって、酸、タンニンもそれぞれ張りを感じます。

赤く、明るく、花のような感じはしますが、そう強いわけではなく、
エキス分もしっかりとはしていないようですので、寿命はそんなに
長くはないでしょう。

このあたりはヴィンテージにもよるのでしょうか。
しかしもともと毎ヴィンテージ、そんなにポテンシャルのあるワイン
ではありませんし。


どこぞのメルマガで「リーマンのロマネ・コンティ」と書かれている
のを読んで卒倒した覚えがあるのですが、このワイン自体に罪はあり
ませんし、悪いわけではありません。


普通に美味しいです。
その普通のブルゴーニュの美味しさを、あまりにも強調し過ぎる
のはちょっと・・・・・ですねぇ。

ボジョレーだけでもうお腹いっぱいですよっと。


コメント
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