魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

名より実

2010年03月13日 | ワイン ~2020年
多分ですが? とても多くの方に意味不明な記事があり、
思わず笑ってしまいました。


ラ・ミッション・オー・ブリオン・ブラン誕生(クリック)


これです。
ワインマニア(ボルドーマニア)以外の方が読んだら訳が分からず、
意味不明に思われる記事です。



「オー・ブリオンまで読んだ」 なーんて書かれそうな面白い記事。



何十回もオー・ブリオンが出て来て何のことか分かりません。



まあ、いいでしょ。


所詮そんなものです。名前が何であれ、「美味しい」と判断するのは、
「買うこと」を判断するのは、私たちの鼻と舌で決めるんですから。


無名のものだって美味しければ、価格がお手軽なら買いますよね。



さてと、本日はそんなお手軽で美味しいボルドーいきましょう。



2005 Ch.ヴァランタン
  (仏、ボルドー、メルロ種メイン、赤、千円台前半)


ボルドー地方、プルミエール・コート・ド・ブライ地区のワインです。

香りからしっかりボルドーしています。
濃いイチゴやプラム、そして杉、エンピツの芯、井戸のコケなど。
典型的なボルドーらしさを感じます。

味わいもそれらしく堅めでしっかり感がありますが、どこか気難しく
ない旨味、やや少し外向性も持ってはいます。

お手軽な割にしっかりとしたシリアスさ、でも笑顔も両面があって
近付きやすさの偉大な年の安ボルドーって感じでしょう。


これはとても良いと思いますのでそのうち仕込んでおきます。



名前ではなく、価格でもなく、安くて美味しい無名のボルドー。


名よりも実を取りましょう。

コメント (2)
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