魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

哀愁とツンデレなワイン

2010年03月27日 | ワイン ~2020年
いつも入れているガソリンスタンドが閉鎖される。


なんかショックだよ。


最近の競争激化は尋常じゃない。


スタンドの方が言うには、「もう個人経営じゃ太刀打ちのしようが
ない。大企業、巨大資本でなければ無理」とのことだ。


悲しいですね。人ごとじゃありません。


私も個人のお店として、極めて小資本、すさまじい競争の荒波に揉ま
れその中で生きている。いつまで出来るかも分からないけど、お客様に
喜んでいただけることを糧としながら、ささやかに暮らしている。


そんな哀愁の気分でいただくのはこのワイン。



2008 リュルトン フィンカ・ラス・イゲラス
   (アルゼンチン、赤、千円未満)


香りがちょっとだけ変わっています。
イチゴ、赤土などの他にちょっと化粧品やセルロイド、
キューピー香が強いのです。ちょっとつんとしたイメージ。


味わいも最初はちょっと苦みがあったりもするのですが、時間が
経つとちゃんと柔らかくなって、きれいで優しい果実味が魅力と
なります。

ただ、このワイン、家内は苦手です。

私も試飲会で開いた状態で選んでしまったので、すこし悩んでいます。

・・・・・でも仕入れちゃったし。

最初のツンツン状態を乗り切るとデレ状態に入りますので、
そこは調整していただいてお楽しみください

・・・・・としか言えないかなぁ


「哀愁のツンデレワイン」とでも名付けようかなあ・・・


飲んでみたい方、もちろん大歓迎ですよ。

コメント
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