魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

わずかに残った炭住跡を訪ねる

2011年07月21日 | ちょっと怪しい
どんどん壊されていく崎戸炭鉱跡。


第一坑の方はもう資料館とレンガの捲座跡、そしてホッパーが残っては
いますが、時間の問題でなくなるでしょう。


第二坑のあった浅浦湾方面の炭住跡です。





何となくどこかで見たような懐かしそうな光景。


この道を行くと・・・・・つきあたりは海です。


そのそば、こんな住宅が。







屋根だけは昔のままだそうです。


ここでとあるおじいさんとお話をしました。



何でも「昔は崎戸も栄えていて、大きな映画館もあって、鶴田浩二も来たとばい」
なんて得意満面に語ります・・・。


そうですよ。小さな崎戸(蛎浦)島には2万人以上が住んでいて、そりゃ長崎で
はどこよりもひしめいて暮らしていたことでしょう。


「そいでさ、鶴田浩二と握手ばしたとは俺だけやったとさねー」
とも話してくれました。



で、そのおじいさんが言うには、かつてのままの炭住跡がちょっとだけ残って
いるとのことで見に行きました。







古い街燈のあるこんな道を歩いていくと・・・・











ちょっと手は入っていますが、当時の面影がしっかりと残っています。

数年前まではまだどなたか(Yさんという表札がありました)が住んでいた
ようです。


単純に「廃屋」なら萌えませんが、「炭住跡」となるとなぜかちょっとだけ
萌えますね。


みなさまも浅浦湾の周りを歩くと、ひょっとするとそのおじいさんと出会って
昔の話を聞けるかもしれません。

でも、もしもその方が「鶴田浩二」の話をした時は、驚いたふりをして、楽しく
聞いてあげてくださいね。お願いします。


コメント
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