魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

もう我慢できない!

2011年07月22日 | 美味しいもの
さて、ここはどこ?



実は配達のついでにとんでもない所まで走ることを決めた。

少しさぼることにした。





ここへ来た。向かうは雲仙方面。







俺は突き進む。飯盛町を突き進む。








なぜかというと、それはもう我慢が出来ない!から。







そこに山があるから登るというやつは大勢いるだろう。


たとえ波を被ろうがこの道を走るのさ。



今、俺の場合はそこに美味しいラーメンがあるから向かうんだ。
(仕事さぼったんだけど・・・)



約1時間かけてようやく着いた。






最近日曜日はパートさんの関係で開店できずにいたお店。

そう、雲仙市千々石町にある「げんこつ家」。平日は開いていることを確認。


もう2カ月近く食べられなかったよ。







さあ、やってきたラーメン。少し赤みが強い。

スープの味を心に刻みこみ、麺を噛みしめる。

ネギの甘さが生きている。これはトッピングのネギのせいか、それともタマ
ネギをスープに溶かすからか。

しっかりとエキスは生きていて、旨味を感じ取れる。骨粉もしっかりと
ドンブリの底に沈み、その力強さを認識する。でも味わいはしつこさがなく、
もたれない。あと欲を言うなら、澄んだピュアな部分、もっと立体的に昇華
する風味が表現されたら完璧だろう。多分そんな日もいつかやってくるだろう。


店主は自信無げに言うけど、良い時も不満の時も、潔くこれがこのお店の
作品(商品)じゃないかっ!



お腹は一杯だけど、まだ味わっていたくて、その時間が愛おしくて・・・、

替え玉!をコールをする。


普段はあまりしないけど、次はいつ食べられるかわからないし。


でもまた食べたい。




帰り道の心はとても晴れ晴れで。









道すがら、タヌキが道路脇ではねられ果てていた。

思ったよ。「タヌキくんはげんこつ山から来たのかね?せめて死ぬ前に、げんこつ家
のラーメンを食べてから死ぬべきだったよ」と。



そしてこれも思う。

達成した時よりも、達成に向かう時の方が人間は絶対に楽しくてそして幸せなのだと。


また新たな幸せを求めて向かっていくのさっ!



・・・・・な~んば偉そうに言いよっと?!

たかだかラーメンば食べただけやろうが!




ええ、そうなんです。

でもラーメンは哲学でもあるのかもしれません。

コメント (2)
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