魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

アドレナリンとおめでとう、ありがとう。

2011年07月19日 | ワイン ~2019年
昨日は飲み会のあと、しこたま飲んで、歩いて帰り、
お風呂に入って、このブログを書いて・・・・・


なんてやっていたらW杯の決勝戦がキックオーーーフ!!!


もう疲れて眠たくて、ボロボロだったけど、試合が始まると体内の
アドレナリンが満ち溢れ、目はぎらぎらと輝き、興奮しながら観戦
してしまいました。

もう早く寝たいのに、延長戦、PK戦までいっちゃって、何度「もう
これじゃ負けるかも?」と思ったでしょうか。

でもそんな心配も不安も、見事に跳ね返してくれました。


澤選手を中心に、W杯を掲げ、紙吹雪舞うあのシーンは、人生の中で
鮮烈に残る場面となりました。

サッカーファンなら涙をこらえることはできないくらい感動的なシーン
です。このためにすべてがあるのですから。



何でもネットではあの金色の紙吹雪の上を歩く澤選手は、「その者青き
衣をまといて金色の野に降りたつべし」という「風の谷のナウシカ」
状態だった!とのこと。


うーーーん、凄すぎだね。





さて、今宵はこれ。








2009 ファット・モンク メルロ
   (USA、メルロ種、赤、千円台半ば程度)

香りはプラム、チェリー、カラメル、バニラなど。

味わいはまろやかで果実味の甘さ、酸はほどほど。タンニンもたいしたこと
なくフルーツ主体。アフターがスパイシーでコショウ、岩塩などの風味が
続きます。

大方には親しみやすくスムースに美味しく飲めるでしょう。が、果実味の甘さ
が特に強いとまではいきませんが、気になる方にはやや強め。1本飲めないと
仰る方もいそうです。


「ファット・モンク」とは「太った僧侶」でしょう。
ラベルの隅にこんなマークが。





多分この僧侶は美味しいものと美味しいワインと食べ、飲み過ぎて
幸せに死んでいったのでしょう。頭上に輪がありますね。


きっと幸せだったんだなあ。


でも日本のサッカーファンも幸せなんだよなあ。


おめでとう。そしてありがとう。

コメント
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