魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

紅葉を見に行こうよう!

2013年12月03日 | マイナー探訪
私が「マイナーなものが好き」なのは、人知れずこっそりと独占的に楽しめる
贅沢を思えばこそです。


さて、昨日長崎市片渕町にある「心田庵」へ出かけました。



入口を登ります。








受付で入場料300円を払うと、いきなりおばさんが「供茶しるこ」を奨めてきます。

「甘いの苦手なんです」といったのに、「心田庵に来たらこれば飲まんばさ」
って横目で睨みつけられました。

いきなりの先制パンチです。

思うんですよ。いわゆる「和風」ってイメージはとても決めつけが多いと。
お茶なの? 別にコーヒーでもいいし、ワイン飲んだっていい。
逆にヨーロッパのお城で抹茶飲んでもいいやん。

これだけ混交している世の中で、組み合わせの柔軟さを持てないのかなあと。
ひとつのものだけを、イメージをそう押し付けないで、と思う。




さて、中へ入ると人の多さ。





テーブルに写る紅葉も素敵だけれど・・・それどころじゃない。







数十人も入っていて、風情もへったくれもありません。

みなさんカメラでカシャカシャ! 私だって下手くそカメラでカシャカシャ!
そんな日曜日のお昼時。





茶室の入り口です。
(ってここから入る人は誰もいません)

茶室では7、8人程度の方々がお茶を飲んでいらっしゃいました。


外へ出ると猫が寄ってくる。






ちょっとぶらぶらと歩きましょう。








かえでの落ち葉も美しいねえ。

そういえば、今の家を建てる前の敷地にかえでの木があったことを思い出しました。
切ってしまったけれど、もう一度植えたいなあ、でも現状じゃ無理。
こうやって余所で楽しむしかありません。

ちなみにここは1600年代に造られたそうです。
でも木々は当然、植え替えられているはずです。











きれいです。心も落ち着きそうですが、次から次へと人が来る来る・・・

私もその一人なんですから文句言うわけにもいきませんね。
きっと平日こっそりと来るのが最高でしょう。


庭には離れもあって(屋根と座るところがあるだけ)こんな感じ。





しばらく風情を楽しみましたよ。








雲仙あたりまで行かなくてもこの程度なら簡単に楽しめます。


でももっと簡単なのは、バイクで山に登って走ること。
誰も来ないし、ゆっくりと風情も楽しめます。
シカやイノシシもいますし。

箱庭ではまあこんなもんでしょう。

正直、人の手を入れた造られた庭よりは、自然のままの山歩き、山走りの方が
好きだなあ。

自然の方が大らかで、人が造ったものはこじんまりでちょっとせこいもんなあ。
でも木々の息遣いは、思い込みかもしれませんが、どことなく感じました。
ちょっと良い時間でした。

きっと一般公開しない時期はもっと素敵だと想像します。


コメント
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