昨晩、長崎は精霊流しでした。
当店の前を通る船の少ないこと?!
やはりこのコロナ禍状態ではねえ。
でも故人を偲び、思いを乗せて流されていきます。
子供の頃の気持ちと違って、年を取るとだんだん精霊流しに対する気持ちが変わって
いったりするところがまた良いんです。
そしてお盆が終わると年末に向けてまたお仕事です。
この時期がちょうどひと休み。
さて今日の試飲はこれ。
大好評だったワインの2013年ものが残っていたので入れてみました。
2013 ブルゴーニュ パストゥグラン(ジャイエ・ジル)
(仏、ブルゴーニュ地区、ピノ・ノワール&ガメ種、赤、千円台)
香りはチェリー、イチゴやカシスなどのフルーツに枯葉、腐葉土、キノコなどが混じります。
味わいはやさしく落ち着いています。柔らかな果実味にしっかりした酸味。
2015、2014年ほど派手ではありません。そこはヴィンテージの差。
優しく柔らかく酸味がやや出ています。何となく落ち着いて飲み進められるワインです。
正直2015や2014のようにすごくありません。でも亡くなったジャイエ・ジルの苦労を
忍ばせるような、そんな2013年。他のヴィンテージを飲まれた方はぜひこのヴィンテージ
も飲んで、連続性というかヴィンテージによる違いを確認していただきたいです。
千円台なので良い勉強になるかと思います。これがブルゴーニュなんだなあ・・・と実感します。