先の記事でも、「後のご褒美がとても大切」と書いたことがあります。
かつて、わたしにとって弁当作りはとても苦になることでした。息子が中学生になり、毎日弁当が必要になった頃は、しんどいな~と思っていました。どうしてかというと、息子の弁当作りは、他の生徒さんの手前、「おまえのお母さんはちゃんとしないね~」と言われるのが嫌で(見栄っ張りですから)、絶対作らないといけないからです。息子が小学生の頃は、お弁当作りは夫だけでしたが、夫の場合、作らなくても、夫は「いいよ~」と優しい言葉。作ったら感謝してくれはしますが、作らなくても責められない。夫の優しさにあぐらをかいてしまうわたしでした。
そんなどうしても毎日作らないといけないと思っていた時期、わたしがやっていたことがあります。それは「300円+500円貯金」、すなわち「お弁当貯金」です。息子の給食代に代わるお弁当代として300円。夫の500円以上の昼食代。それぞれに弁当を持たせると、弁当代が少なくとも300円+500円=800円は浮く訳です。その浮いたお金を、「お弁当貯金」として「わたしのへそくり!」にすればいい、そう考えると作る意欲が倍増。
←2012年頃の「主婦日記」。メモ欄に1ヶ月の「お弁当貯金」を計算しています。
こうやってお弁当作りを楽しみに変えていました。
少し経ってから、わたしは貯金箱を置くようになりました。それがこれ。
ダイソーにはいろいろな貯金箱がありますね~。その中のひとつ。いかにも~というギラギラした貯金箱ですが、これはギラギラした欲望を強いエネルギーに変えてくれる代物。これを購入してからは、夫の「お弁当貯金」をここに入れるようにしていました。(それ以前の貯金は、いつの間にかなくなってしまっていますが・・・)
ピアノの上に置いてます。目立つ、目立つ。インテリアとしてはどうか?と思いますが、貯金箱を見るだけで、がんばろうという気持ちに。
取り出すことができないので、いつの間にかなくなるということもなく、すでに何万円かたまっているようです。
でも、最近はお弁当作りに慣れ、写真を撮る楽しみも出来て、お弁当作りは日々の当たり前の家事のひとつになってしまい、今度はお金を入れ忘れることの方が多く、貯金は停滞中。30万円貯めるまでなかなかなので、何か「続きにくいもの」「苦手なもの」を選んで、貯金を続けていきたいと思います。来年の春か夏にアメリカの友人を訪ねたいと思っているので、その軍資金とするために。