銀座で
マーさんのシャンソンの師匠さんが、同じ宝塚の後輩の方と出演されるということで、
お師匠さんからわざわざお誘いのお電話をいただきました。
そこで、マーさんとわたしたち夫婦で行かせていただくことにしました。
マーさんのシャンソンのお師匠さんは「千城恵さん」という方。
宝塚の元男役で、今は故郷の姫路で「千城恵アーティストアカデミー」を主宰されています。
そこの第1期生がマーさん。
千城先生、
年はわたしたち夫婦よりも上ですが、
それはそれはスタイルのいい方。
「何を着せても似合うから作りがいがある」と、
マーさんは千城さんのコンサート衣装をたくさん作っていた時期がありました。
マーさんは、着物地を買ってきたり、先生のお母様の遺品を使ったりして、
デザインから縫製まで一手に手がけて、それは斬新な衣装をたくさん作り、
パリ祭のパンフレットに衣装で名前が載るほど。
当時のマーさんは、「わたしの子供はGacktと千城恵」と言い切ってたんですよ!
そんなマーさんなので、
本人もしゃれた着こなしをしていたのですが、
今回、銀座へ行くので、どんな格好をしていくのかと思いきや、
「これでいい」と
ジャージの上下を指差すから、
わたしも夫もかなり戸惑いました。
「もう面倒臭い」
最近は、この「面倒臭い」という言葉がよく出てきます。
服装を考えるのもちょっとしんどい
そんな状況です。
年をとりました・・・。
なんとか上だけはきちんとしたものを着せて、車で銀座へ。
銀座4丁目から西へ行くと、
高架下手前には最近オープンした東急プラザ銀座のおしゃれなビル。
この下の駐車場に車を入れ、
マーさんを車椅子に乗せ、銀座コリドー街にある「蛙たち」へ。
銀座コリドー街。
JRの高架下に並ぶ飲食店街ですが、
なんかこの雰囲気好きやわ〜と思いました。
高架下なんですけど、かつての神戸の高架下のイメージ(今現在は変わってるかも??)とは違って
まあおしゃれなお店がいっぱいなんです。
大人な空間。
その一角に「蛙たち」はありました。
1990年まで、銀座でシャンソンの中心的な場であった「銀巴里」。
今はなくなり、その場所に小さな石碑が立っているということですが、
この「蛙たち」というシャンソニエ(シャンソンを聞けるライブハウス)も、約50年の歴史があります。
わたしは、こういう場所は初めて。
夫が横で「こういうの、銀座だね〜」と。
パブみたいな雰囲気の店で、歌手との距離が近い、近い。
お酒をいただきながら、ゆったり聞けます。
写真真ん中奥にある街灯は、「銀巴里」にあった何本かのうちの1本だそうです。
ここにもたれかかって、歌うシーンも。
息のあったお二人の掛け合い。
宝塚時代の楽しい失敗の話や玉木宏さんの話などなどが
シャンソンやカンツォーネ、宝塚の歌の合間合間に入って、
飽きさせない楽しい時間。
特に楽しかったのは「Ale・Ale・Ale」という曲。
物忘れがひどくなったことを歌にしたもの。
ユーモラスなしぐさ、表情と共に楽しく歌われる先生に、時に笑ったり、ほっこりしたり。
千城先生が、休憩時間にマーさんのところにもやってきてくださったので、
マーさんも久しぶりの再会を喜んでいました。
その時は、先生、マーさんが作ったドレスを着ておられました。
お心遣いが嬉しかったです。
終わった後、写真も一緒に撮れるというのに、
マーさん、自分の服装を気にしてか、
「いいよ。もう帰ろう」と。
一足先に「蛙たち」を後にしました。
その後、学校帰りの息子とも合流し、コリドー街のイタリアンレストランへ。
息子が頼んだ桜肉のカルパッチョ。わたしは食べられず。
でもとても美味しかったようで、息子のお気に入りになりました。
ピザやらパスタやらたくさん食べましたよ〜。
からすみのペペロンチーノっていうのは初めて食べました。
その後、マーさんの車椅子を押しながら、
銀銀ぶらぶら。
最初の方の夕方の写真は、その時間に撮ったもの。
空がきれいな夕焼けで、ドラマチックに見えました。
今回はマーさん孝行のために出かけていきましたが、
大人な銀座を体験できて、
満足満足な1日になりました。
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