アイスランドポピー
(城跡ほっつき歩記)より
さあ ポピーたちよ
いっせいに歌おう
丘の上 ひなげしの花で
うらなう あの人の心
橙色も 黄色も 白も
みんな思い切り口を開けて
アグネスチャン風に歌おう
青い空まで届くような高い声で
今日もひとりなんてショゲルなよ
みんなが 丘いちめんに広がって
来る 来ない 帰る 帰らない
一喜一憂しないで歌おう
アイスランドポピーとひなげし
呼び名はちがっても 美しさは一緒
手をはなれた花びらは
風の中 さみしげに舞うのだろうか
青春は センチメンタルを友とし
去ったあとはノスタルジーの海にさまよう
どこへゆくの ひなげしたち
生まれて来た喜びを 心ゆくまで歌うのだ
あなた さようなら 街へ行くのね
乙女は 花びらを一枚一枚数えて占う
愛してる 愛してない 愛してる
別れは心をブルーに染めるが 歌は虹色に
丘の上 ひなげしの花で
愛すランドポピーは いつも晴れやかに歌う
青春は ほろにがい人生のさきがけ
わかっているわと風に乗ってスイングしよう
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます