2月3日、午後から暇ができたので深大寺に行ってみた。
実は節分には一度もお参りした記憶がない。
子供目当ての店でも出ているかと思って出かけたら、それらしい屋台はまったく見当たらない。
それでもドドーンと腹に響くような太鼓の音が聞こえたので、本堂前の境内を目指した。
折しも本日3回目の追儺が始まったところで、和太鼓の一座が威勢のいい太鼓の並べうちを披露しているところだった。
特設の舞台を囲んで十重二十重の人垣、スマホのカメラでは遠すぎて撮影できない。
来たからには何とか観賞に耐えるものをと、人様の脇の下をくぐって5列目ぐらいに近づいた。
舞台のやや後方へ移動してみると、やっと人の姿が判然とした。
最初の2枚は鬼が人々を挑発している図で、この1枚には善良そうな翁を中心に景気付けの太鼓打ちと赤鬼が写っている。
鬼が身につけている仮面や衣装は、水神苑の近くにある神楽殿での獅子舞を連想させた。
この後ろ姿の男の役どころは何なんだろう。
印半纏に古めかしい文字が書いてあるので、見る人がみればわかるかも知れない。
どなたか教えてくださる方がいればありがたいのだが・・・・。
節分の豆まきには出会わなかった。短時間の見学では見逃したのかもしれない。
門前通りは、行きも帰りも閑散としていた。
特設舞台だけが熱気を帯びて、ひとしきり鬼やらいの雰囲気を味わわせてくれた。
(おわり)
a href="http://novel.blogmura.com/novel_short/"
<短編小説ブログ・ランキング用バナー>が復活しました。
同じ深大寺なのに極端に人が偏っていて、同じ寺域とは思えないくらいですね。
もっとも鬼やらいが終われば皆さん帰りにお店によるのでしょうが・・・
私はもう何年も節分の行事を見に行っていませんし、家でも豆まきをしていないなあー
子供や孫が小さい時だけでしたね
境内から追い出された鬼が、外を退散中だったのかなあ。
ぼくは毎年豆まきを続けていますが、年々声が小さくなりました。
これじゃ鬼も驚かないですかね。
家に帰ってから、あらためて穏やかな1年になるよう小さな声で豆まきをしました。