寂しいことに齢を重ねるごとに感動することも少なくなってくる。まして落涙することなどいつのことだろうと思うくらいである。しかし、今日はその二つとも体験することとなり心洗われる事となった。
視覚障害者であるピアニスト辻井伸行さんのバン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝までの記録という番組を視聴したからである。
楽譜をすべて覚えるだけでもハンディーがあるのに作曲家の意図するところを彼なりに表現し、多くのすばらしい演奏者の頂点に立ったのである。
「ぼくが今日あるのは両親のお陰です」という彼のセリフと母親の涙に泣かされた。、、、、
つまらない番組の洪水の中で珠玉の特集であった。再放送あると思うので視聴を薦めたい。