差塩と趣味の世界

故郷 福島差塩の想い出と徒然なる盆栽奮闘記

竹やり訓練

2015年08月15日 | 日記

 屋敷周りの大人たちが、グミの大木を仮想敵兵に見立てて竹やりで突く訓練を真剣にしていた。戦国時代の話ではない。つい70年前の夏のことである。今日は、その狂気の沙汰ともいえる訓練をやめた日、敗戦記念日である。

 戦況の悪化も知らず多くの国民は、神国日本は勝利すると信じていたからこそ、そうした訓練もできたのであろう。堕落したマスコミは真実を伝えず大本営の発表の華々しい戦果を伝えるのみで真実を知る由もなかったからであろう。

 子供たちにとっては、学校で歌った唱歌「日本よい国 きよい国 世界に一つの神に国 日本よい国 強い国 世界にかがやくえらい国」も歌ってはいけないとなった日でもある。

 歴史は繰り返すというが、誤った方向へ向かう今の流れが心配でたまらない。