戦後の物不足時代すべてに餓えていた。甘味料も例外ではない。その代りサッカリンやズルチンといった今はあまり使用されなくなった人工甘味料が使われるようになった。砂糖などはめったに手に入らなかった。
暫らくして砂糖が出回るようになると甘いものに飢えていたからか、流行ったのがカルメ焼きである。どの家庭でも団らんの中で作られていたように思う。
そんな懐かしい想い出のカルメ焼き、昨日のサロンで体験してもらった。ところが、誰一人またも思うようにできない。急遽臨時講師(?)をお招きし成功する。煮詰める時間も、重曹を入れてからのかき回す時間も足りなかったのである。結論、嘗ての記憶ほどあてにならないものはない、、、。せっかち過ぎた。