四季折々に故郷の野山を思い出させる植物を庭に植えて愉しんでいるが、今日アップしたのはサルナシの花である。
これまで地植えにしていたが、実のつき方がイマイチで有った為、昨秋思い切って掘り起し根を切り詰め鉢植えにしてみた。それに驚いたのか種の本能か、今年は花を鈴なりにつけている。果たして実は幾つ生らせるか今から愉しみである。
郷里のアケビの採れるところもサルナシの生茂るところも今は杉山へと造林され昔の面影はないが、花を見つめては当時を想い出す。
晩秋初霜が降りる頃、霜に痛めつけられ熟れて柔らかくなった実を採りに朋と山に分け入ったものである。
注 田舎ではコクワと言っていた。キューイの仲間だが、10分の1ほどの大きさであろうか。