梅の花がたくさんついたからと言ってすべて実になるわけではない。小枝を揺すってみると上手く受粉できなかったものは、パラパラと落ち散ってしまった。一方受粉したものは、雌しべの元が膨らみはじめ早いものは青くなって既に実の姿をしている。
アップしたのは、小枝を揺する前と後の写真である。受粉に成功(右側)したものは、こぼれることなくしっかりと枝についている。だが、これらの実もすべて大きくなるわけではなく十分に育たないものは、梅の木そのものが自ら摘果してしまう。 生存競争に敗れたかのように、、
懸崖の梅たちを時々観察しては、その生育状況を眺めるのも楽しみのひとつである。