差塩と趣味の世界

故郷 福島差塩の想い出と徒然なる盆栽奮闘記

物言わぬ相棒

2024年07月28日 | うんちく・小ネタ

 人生に波風立たぬよう生きると言うことは至難の業である。また、丸く収める力量も無ければ耐え忍ぶほどの度量も持たない。そんな融通無碍ならぬ四角四面の性格の持ち主である爺などは波風に襲われた時、それを収める仕方の一つに物言わぬ相棒に助けを求めることも多々ある。

 今日はその相棒のひとり、欅のミニ盆栽をアップしてみた。樹高15㎝ 幹周り親指ほどであるが、30代後半に山で採取してきた樹である。50年ほど付き合っているこの物言わぬ相棒を眺めていると哀しみを癒やし怒りを収めてくれるのである。じっと見つめていると時に、そんな蝸牛角上の争いなどと諫められることもある。

 盆栽棚の相棒たちは、爺より長生きするであろうからどなた様かにと想うこの頃である。