さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

ヴェレトゥルジニー館(プラハ国立美術館)

2013年12月02日 | オーストリア・チェコ



チェコ伝統のお菓子、トゥルデルニークの屋台がありました。小麦粉の生地を
サランラップの芯みたいな形でくるくる焼いて、シナモンシュガーがかかっています。
手前がまだ焼けてないもの、その後ろの奥にこんがり焼けてきたのが見えますね。
今回は試すのをはずしてしまいました~w



さて地下鉄と路面電車を乗り継いで、ヴェレトゥルジニー美術館に行きました。
ドラクロワ、モネ、ルノワール、ゴーギャン、ピカソ、シャガール、ブラック、クリムト、
シーレ、ムハ(ミュシャ)ですよー!これが街の中心部ではなく、少し離れた住宅街
みたいな所にあるのですw



でもでっかいw(゜゜)w しかもガラガラ(^益^;

入り口でチケットを買ったとき、おつりが異様に細かいコインで帰ってきました。
100円分のおつりを、10円玉、5円玉、1円玉を混ぜて返した感じです。

いちおう黙って受け取りましたが、馬鹿にされたような気がして少し不愉快でした。
路面電車の切符を買うときの販売機でも使えないし…。でも、あとで細かいコインを
持っておけばよかったー、と思うことがあったのです。それはのちに…(^益^;



ムハですよ。ほとんどの美術館は、フラッシュを使わなければ撮影OKです。
そもそも大きな部屋に誰もいなかったりしますから、遠慮なく撮れました^^



ピカソなどが並んでいる部屋もこの通り、ゆったり見られます。カナーリ充実した
コレクションでしたよ!



さすがプラハの美術館。地元出身の作家、ハシェクの代表作「兵士シュヴェイク」の
挿絵が並んでいました。



左のふとっちょが、「善良な兵士シュヴェイク」です。「使いものにならない完全な
馬鹿」と判定されて、徴兵されても一度は返されるのですが、彼はオーストリアの
ために貢献したいと強く希望し、結局従軍して戦地へ向かいます。

この作品は風刺喜劇で、すっとぼけて「白痴」と言われ、明るくてひたすら真面目で、
酒が好きで善良な、愛すべきシュヴェイクが主人公です。

軍では馬鹿な失敗ばかりをやらかすので、誰もが行きたがらない火薬庫の番を
させられることになりました。上司が見に行くと、なんと火薬の樽の上で煙草を
吸っているではないですか。

驚いた上司はぐっと落ち着いて、まずは「煙草を吸い続けてよろしい」と言いました。
投げ捨てたり消そうとしたら、それこそおしまいです。火のついた煙草は、シュヴェイク
の口にくわえられていたほうが安全ですからね。

しかし結局は大爆発。火薬庫にいた兵士たちは全員死にました。しかし数日経って、
がれきの中からにっこりとしたシュヴェイクが顔を出したのです。もちろん彼の煙草が
原因であるということは、誰にもわからないのでした。