さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

八郎潟の厳しい歴史

2016年07月13日 | 東北シリーズ



この広大な干拓地、八郎潟は、戦後の食糧増産計画によって、琵琶湖に次ぐ日本
第二の広さを持つ湖が水を抜かれ、ご覧の通りの水田となりました。全国から
公募して入植者が集まり、全体の事業が始まったのは1977年だそうです。しかし
そのあとすぐに減反政策がとられ、「米あまり」になってしまうのです。

しかも1983年の大地震で、水門やら堤防やらパイプなどが破損して、土地の液状化も
起こるという始末。人災、天災に翻弄される歴史なのです。



こんな案内板がありました。右下の地図では、私のいるところが赤い印の部分です。



たんぽぽ♪



歩いて行ったら、いつまでも何もなさそう。というわけで帰るか…。



外来種の魚が増えて、ブラックバスがいると、呑み屋の女将が教えてくれました。
デッカイので釣るには迫力があるかもしれませんが、まずくて食えないので釣ったら
放すそうです。



さてまた長い長い道のりです。



なんと、通り沿いに寿司屋があいていました。行きには閉まっていて気がつかな
かったのですが、昼なので開店したのです。駅前からずっと何もなかったので、
迷わず入る。まるで砂漠のオアシス?



まずはビールです。なかなか店内は広い。もちろん客は俺ひとり。年配の旦那が
「おっ!」という顔をするくらいに、人も通らない街道をやってきた見慣れない
旅人がひとり入ってきたわけだ。女将さん、というより旦那の奥さんは、田舎の
年配の女性の基本であるパンチパーマが伸びたヘアスタイルで、野良仕事のスタ
イル。すぐに出て行ったので、裏で里芋かゴボウでも洗っているのかもしれません。



ビールはジョッキ2杯飲みました。握り寿司が10貫1050円。一番右が、こちらで
とれるメバルだそうです。歩いて八郎潟を見てきた、といったら驚いておりました^^;



さて、駅前に何にもないので帰ることに。



来た列車は、「ハイブリッド・リゾート」だって?「全席指定」とかいうもんで、
駅員に聞いたら追加料金がいるとか。いくらか聞いたら520円だってさ。運賃が
500円だから、倍かい。普通列車と乗っている時間は同じなのにさ。けっ!

生ビール一杯分ですよ。次の普通列車は30分後。もちろん待ちますよ。というわけで、
駅裏の喫煙所(いやただご覧の灰皿があるだけで)で一服して「ハイブリッド」の
お見送り。