さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

大日本報徳社 2

2018年11月17日 | 関西シリーズ



こちらは冀北学舎(きほくがくしゃ)。二宮尊徳から直接教えを受け、報徳社を創設した
岡田良一郎が自邸に開いた私塾に使われた建物。有名な学者、官僚、政治家を輩出した
そうです。そういう人たちは、一生懸命勉強して、高い志と能力を持っていたのでしょうね。



大講堂。報徳思想を普及する中心となった場所で、日本で初めて「公会堂」と呼ばれた
建物です。係員の方が説明してくれましたが、なんと今でも講演など会合が続いている
そうです。二宮尊徳の銅像も見守っていますね。



威厳のある雰囲気です。おっと、両サイドに銅像。



これがどちらとも二宮尊徳だ。右は年配になってから。



左は子供の頃のもの。子供の頃に両親を失い、それからは働きながらも勉強したとー。



ちょっと演台に立ってみました。ううむ。

報徳の教えには4つの柱があります。
1.至誠 すべてのものには美点・長所があり、お互い引き出し合うことが大事。
     人間関係では正直に誠実に真心を持って。
     私は酒とワインが好き。君は焼酎。それぞれ存分に楽しみましょう^^
2.勤労 何事にも一生懸命、勤勉に働け~。
     酒は酔った勢いでなく、きちんと味わってたくさん飲もう!
3.分度 己をよくわきまえて行動せよ。
     飲むと必ず「まだまだ」と思うのに、あとで必ず「飲み過ぎた」と思うよなあ。
4.推譲 与えたものよりも、もらったもののほうが多いもの。だから蓄えた
     ものは人のために使え。
     地元の肴を食べ、地酒を飲みましょう。それが酒の文化を豊かにするのです!

呼んで頂ければ、このような報徳の教えの演説ができるぞ。



2階に上がってみます。



なにやら伊藤博文が書いたものがあるらしいが、どれだかわかりませんでした。
建物が素晴らしいだけでなく、精神的な緊張感のみなぎった歴史を感じる場所でした。