さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

天竜二俣駅 転車台見学ツアー

2018年11月23日 | 関西シリーズ



ここは天竜二俣駅。文化財の駅舎です。



信号機も郵便ポストもレトロで素敵。



駅前の駐輪場。木造でいいねえ。「見ているぞ!」って、なんで外人使うかなー。
そもそもこんな田舎で自転車泥棒がいるのだろうか。



さあて、転車台見学ツアーの開始です。この日の参加者は6名。子連れが多いね。



この木造の屋根も貴重だそうです。



電車は駅からすぐの転車台に向かいますが、その前に洗車台を通過します。



水が出てきて、巨大なタワシ(って呼んでいいのか?)がフル回転。



そしていよいよ転車台に乗ります。ちなみに私は500円払って「乗車コース」にしましたが、
200円の「歩いて転車台に行って見るだけコース」の人たちが外に立っていました。
ちなみに「乗車コース」の人も、あとで降りた後に電車が乗って回るところを見せて
くれます。そもそも今の電車はどっちの方向にも行けるので、転車台の意味はなくなって
おり、こうやって見学のためだけに動かしているのです。

転車台に行くときにはレールの上をスイッチバックして行ったので、運転手さんは2度3度
と車内を小走りで前後に移動していました。



転車台に電車が乗って、ぐるりと回ってくれました。ちなみに機能としては車両を180度
回すわけですが、見学客を乗せているのでサービスで360度、一周回ってくれました^^



車両が乗ったあと、左に見えている刑務所横に立っている監視塔というか、スキー場にある
リフトの切符確認の小屋みたいなやつに人が乗り、たぶん「GO!」と「STOP」ボタンしか
ないような気がするが、運転して(ハンドルもいらないしなぁ)進むわけです。



説明によると、この運転台は機関車の消滅と共にお役御免となり、いまや日本国内には
たぶんないそうです。でもここでは使っているので、日本中の鉄道会社に「まだ残って
いるところがあったらください!」と呼びかけたら、九州からこれが送られてきたそう
です。天浜線はこのマシンを新しく作るような余裕はないので、いずれこれを再生して
使う予定だそうです。



線路の切れているところをアップ。



一か所の車両倉庫は、このように下が空いています。車両を補修点検するのです。



汽車ポッポがずらりと並んでいるところが昔は見られたと。我が下町の南千住にも
これがあったそうですぞ。



上に電線がつながってるでしょ?電気のない時代には、手動で動かしたわけですね。