さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

石巻の夜は「こまち」で

2022年08月01日 | 東北シリーズ


灼熱の日差しのもとに半日ずっと外を歩いたので汗びっしょり。宿で洗濯をして
風呂に入り、リフレッシュして酒場に向かうのでした。


石巻マラソンのおかげで一泊になってしまい、そんな街をあげてのイベントだから
酒場はまさか貸し切り打ち上げパーティーなんてことになってないだろうな、と
心配になったので、もう一週間前から「ひとりで伺いますが」と予約しておいたのです。

するとカウンターのはじに先客がひとりで、真ん中に「予約席」と箸が置いてありました。
「普段はひとりだから予約などしないのですが、今回は特別なのですみません」と
言うと、「予約してくれたほうがいいです。前もって張り合いが出るから」とおっしゃって
ました。そおかー、次回からもそうしようかなー。


なんと「綿屋」がなかったっ!!! あーれー。仙台でも松島でも控えてたのに。。。
はっはっは。そういうもんだよねェ。
先客はここの常連だそうで、「この店には割烹の板前なんかが来る、いい店なんだよ」と
絶賛でした。俺もそう思いまーす^^


この店は月曜定休なので、あちこち他の店が定休日である日曜にやっていてくれて
ホント嬉しい。店の雰囲気がいい、酒と肴が美味い、ママさんがすごく感じいいと、
すべて揃った店です。なので石巻は旅行に訪れる街ではなく、この店に来るために
やってくる街となりました。


ママさんは隣りの客と会話がはずんだ頃合いを見てうしろのキッチンへ行き、この
ような料理を出してくれます。先客とは旅の話が続きました。あとで聞いたら、
観光関係の仕事をしているそうです。これから気仙沼に向かうと言うと、「あそこに
行くならぴんぽんという酒場がいいよ」と言うので、「それは毎回行くところです」と
ぴんぽんの話題で盛り上がる。

さらに「ヴァンガードっていい感じの喫茶店があったんだけど・・・」と言うので、
「あそこはオーナーもマスターも亡くなって一時閉店していたけれど、いまは地元の
有志が再開させていますよ」と教えてあげました。やっぱりいい店はみんなから
評価されているものです。


その先客は帰ろうとしていたところだったのですが、話が盛り上がって「もう一杯」と
なり、つい長居してしまったようです。よくあることですねェ。いいことです^^


この日は2軒目に行く気はなく、腰を据えて飲んでいたら、地酒は全種類飲んで
しまいました。「次はどうしようか」と相談したら、「埼玉のお酒はどう?入間って
ところのよ」と勧められました。なんとー、この春まで働いていた所のすぐ近く。
知らなかったぞー。埼玉はあまり全国的に有名な酒はありませんが、数は多いの
です。いくつか小さくていい酒蔵があるとは聞いていましたが。これもまあまあでした。


いつしか若い客が来ていて、スマホをいじっているので無視していましたが、
あちらも酔っ払ってきて話に参加。なんと建設関係の下請け会社の社長さんでした。
旅行の話が続いていて、「休みがとれないから全然行けない」なんて言っていたの
ですが、経営者で仕事に専念している様子でした。まー俺も若い頃(いまも若い?)
そういう時期があったかなー。


スイカがあったので、最後に切ってもらいました♪私はスイカが大好きなのですが、
でっかいのをひとりで買っても食べきるのが大変です。最近はスーパーで小さいのや
カットしたものを売っていますが、それは食べる気になれないからなあ~w

コロナでしばらく来られませんでしたが、久しぶりに来られてよかったです。