さて今回の旅も最後の宿泊地、一ノ関に向かいます。まずはヴァンガードに。
気仙沼の重鎮たちが並んでいました。俺はいつもの隅のテーブル席に座ってローカル紙を
読んだり。
いまのマスターが電話を受けたあと、俺に報告をしにきました。「いまのはあさひ鮨の
大旦那から「欠席届」です。用事があって今日は来れないそうです。自分が行かないと
心配されるから連絡したそうです」と笑っていました。
それくらい必ず「出席」しているわけですねェ。(=^ェ^=)
さて灼熱の日差しの下、駅に向かいます。この建物も健在(?)。
灯台が立っている気仙沼駅前は寂しい^^;
さあて「大船渡線」に乗って一ノ関に向かいます。大船渡に行くには気仙沼からBRT、
すなわちバスに乗り換えなきゃいけないのに、いまだに名前が「大船渡線」。
当然赤字路線なのですが、乗ってみたらじじばば軍団でほぼ満席!2~4人とかの
グループだらけ。別に大きな団体ではないようです。何が起こったのか?と思ったら、
春の北海道と同じで「県民割」だw
というわけでボックス席は全部埋まっているので、先頭の横座り2人席に。運転席の
窓が見えるから悪くないぞ^^
三陸に行くには、内陸を走る東北本線から山を越えて海に出るローカル線に乗る必要が
あります。盛岡から宮古に出る山田線、花巻から釜石に出る釜石線、そして一ノ関から
気仙沼に出るこの大船渡線です。全部乗ったなー。♪宮古、釜石~、気仙沼ぁ~~♪
わかる?
山を越えていく路線ですから、単線でカーブも多くスピードはゆっくり。そして
何度もトンネルをくぐります。
開通させるための工事は大変だったことでしょう。山岳地帯をくぐりぬけていく
車窓はとても楽しめます。
土砂崩れで10年も不通だった会津若松~魚沼の只見線が秋に開通するので、落ち着いたら
乗りに行かないとなあ~^^
特に観光するつもりもない一ノ関に到着。猊鼻渓で観光の船にひとりで乗ってもなあ。
ここは学生時代に先輩の結婚式に呼ばれて来たことがあります。式の前夜に宿の近くの
酒場に行き、翌朝に町を歩いていたら店で隣に座っていた客とすれ違いました。なんとなく
「お」と思うわけです。
その話を先輩にしたら、「これくらいの町だと、知り合いでなくてもなんとなくみんな
顔を知ってるんだよね」と言っていました。
一緒にいたその先輩の友達は地方都市の大学の先生をしているのですが、町を歩いて
いると、住民が「お、先生だ」という視線を向けるそうです。なのでコンビニなどで
女性の水着姿が出ている雑誌などを立ち読みすることはできないと言っていました。
どこにも学生のアルバイトがいたりしますしね。
さらに、医者に行くと卒業生が受付にいるし、銀行の窓口にも市役所にも教え子が
いるので、すべてのプライバシーが知られているとぼやいていました。「あの先生、
イボ痔で月給はこれくらいで、最近離婚したそうだよ」というわけです。
それはたまらんな。。。(⊙.☉)