気仙沼では、高台にあって津波の被害を受けずにいち早く開業していたプラザホテルに
泊まります。そこは昼間っから入れる温泉、サウナがあるのです。3時頃に入ると
常連客がいる。おそらく地元のじっちゃんたち。毎日必ず同じ人たちがいるのです。
というわけで同じメンバーでサウナに座る。
熱い暑いι(´Д`υ)アツィー!10分を過ぎるとつらくなってくる。俺は砂漠にいるんだ。灼熱地獄だ。
喉が渇く。冷たい水にジャブンと入りたい! それが実現するのがサウナ! 最高の幸せw
たしかにひとり酒場で飲んでいるときとか、横に潤んだ目の美しい女性がいたら幸せ
だろうな、と思ったりはする。しかし精神的充足の前に、人間、肉体的充足だよ。
マッチ売りの少女だって、最初にマッチを擦ったら暖かい暖炉が出てくるでしょう。
そのあとにご馳走、そして最後にやさしいおばーさんの愛なんだよ。順番はその逆じゃない。
まずは寒けりゃ暖まってから!暑かったら冷たい水!
というわけで、汗ダラダラでハーハー暑いところで水風呂に入るのはこの上ない極楽なのだ。
ま、きれいな女性がいてくれるなら風呂もサウナも即決でいらないけど。。。
しかしこの10日あまり、毎晩飲んでて体はアルコール漬け。なのでまず水をガブ飲みして
サウナに入り、汗を出しまくって体の中を浄化する。なんだか体内の水分が入れ替わって
きれいになるような?これで健康的な気がするが、そうすると日照りの中で交通整理を
しているおじーさん、炎天下の工事現場で働いている溶接工の方々とかは、たくさん汗
かいてたくさん水飲んで、んで健康的なのかな?
ま、ぴんぽんに行って飲もう!
たっぷり温泉に浸かったのでビールが美味い! 切り盛りしている御兄弟は健在^^
ビールもガブガブ飲んでしっこがドバドバ出るので、これも浄化作用?
ここは大箱でいつも地元民が賑わっています。小さな子供を連れてくる家族も多い。
そして子供同士親同士、店員さんたちも含めて和気あいあいとやっています。
刺身の盛り合わせ「ぴん」は1000円。2000円の「ぽん」や3000円の「ぱん」は
ひとりじゃ注文できませんので、俺はいつも「ぴん」。
いつしか隣のカウンターに20歳になったばかりくらいの若いカポーがやってきた。
店員さんと話をしているうちに、青年が「船乗りなんです」と話す。女の子とは
船の専門学校で知り合った仲だとか。まあまあ初々しいことwww
帰り道は千鳥足。新しくできたスナックが目に入るが、できたばかりじゃきっと
街のレジェンド系のヲヴァ~サンじゃないでしょう。ちと情報を手に入れてからじゃ
ないとなあ^^
瓦礫を撤去したあとの荒れ地で砂埃がひどかった頃、そして仮設商店街があった頃は
もうすっかり懐かしい思い出となりました。まだあちこち更地がありますが、
もうどんどん埋まっていくことでしょう。