因島といえば江戸時代の天才棋士、本因坊秀策の生家です。いまは記念館になって
おりますが。
幼名・虎次郎は9歳のときにその才能を認められ本因坊家に入門、二十歳で第十四世
本因坊跡目を襲名。お城碁では19連勝(無敗)という、まさに碁聖でした。
「ヒカルの碁」によれば平安時代の棋士・藤原佐為のオバケが憑依して打っていた
ということですが。。。(^益^;
囲碁ではありませんが、大崎 善生による「将棋の子」という小説があります。
地方で小学校に上がったばかりの少年が将棋を覚えると、あっという間にその地域の
力自慢の大人たちをみんな負かしてしまう。大きな町の将棋センターなどに行き、
そこでもすごい勢いで強くなり、そこの先生の推薦を受けて東京のプロを目指す
ようなところに行きます。場合によっては有名な先生の弟子入りをしたりします。
神童と呼ばれて大きな期待を受けるのです。しかしそこにはそういう子供たちが
集まってきており、年下の少年にコロッとやられて天狗の鼻をへし折られてしまう。
プロ試験はものすごく狭き門なので、そこで何年か死ぬ思いで頑張ってもプロに
なれるのはごくわずかなので、20歳ぐらいになって脱落すると、それから第二の
人生を改めて考え直さなけばならないという大きな試練にぶつかることになる。
なにせすべてをかけて歩んできた道が突然に終わり、真っ白になっちゃうんですから。
これはかけっこがすごく早い少年だとか、ピアノがものすごく上手いとか、いろんな
ジャンルであることですが、この「将棋の子」という小説は大学院生の間でバズッた
ことがあります。小学校で大変な秀才といわれて進学校に進み(そこでは別に普通と
言われるのが多数)、最優秀といわれて有名な高校に進み(そこでビリになったり)、
そこで一番になって東大に行って、大学院まで行って、そこでは別にとりわけ
抜きんでているわけではないということになったりして。。。
上には上がいるものです。サッカーのW杯を見ても、あれだけほぼ頂点まで行ってる
選手らが負けて泣いて「ダメだ」とくやしがって、世間から「なんだよ」なんて
言われたりするんですよねー。
話は戻りますが、秀策(虎次郎)は無敵の強さを誇ったレジェンドですが、34歳の
若さで病死してしまいます。だからレジェンドになったのかー。
記念館の裏には秀策の生家が復元されていました。
ちときれいすぎるな^^;
さあて尾道に戻りますー。
ちょっと道を間違えて遠回り。左の道に戻るには橋を渡らないと。しかし自転車なら
ダメージは全然少ないぞ^^
海が青い!
因島大橋まで戻ってきました。
坂を登るのにヒーコラw
紅葉がきれいだよ。横を高速でシャー!っと追い抜かしていくやつがいたりw
上り坂でもよくまあすごいスピードでwww
こんな高さまで登って来なきゃいけないんだよー。
すごい鉄骨でしょ。
歩いたらけっこうな距離ですよ。
中世の時代には、商船が通ると村上海賊があちこちからワラワラっと出てきた
そうです。
帰りの渡し船に乗るとき、ちょうど学校が終わりになった時間になったらしく、
生徒さんたちがすごい行列。乗りきれるのか?と心配になるくらいに大勢でした。
好きなコがいたりして、青春してるんだろなーw いいなーww
今宵は5日目の夜。どこの酒場も混んでいたのでどうかと思っていたら、他に客は
いなくてひとりカウンターで飲む。ちと拍子抜けw
若い人たちがやっている店だったけど、料理も雰囲気も悪くなかったよ。やっぱり
瀬戸内の魚は旨いのう^^ ま、酒も魚もそこの地物を頂くのが一番です。