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さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

松下村塾を見る

2022年12月30日 | 山陰・北陸日本海


街巡りバスに乗って松陰神社にやってきました。世田谷にもあるけれど、こっちが
本物です。


おお、吉田松陰の松下村塾がありました。当時のまま残っているそうです。
ちょっと感激。ここで高杉晋作や伊藤博文などが松陰先生に学んだのかぁ。


もちろん粗末で小さい。しかしこんなところで幕末の偉人たちをズラズラと輩出する
んだから、松陰先生はすんごく立派な人だったんだろうなあ。


その向こうには杉家旧宅。松陰が幽閉されたところです。


こっちは広くて立派だ。




松陰が幽閉されていたのはこちら3畳の狭い部屋。ここに弟子たちが通い始めて
松陰先生の松下村塾が始まったというわけです。カリスマ性のある人徳者だったの
でしょうね。英雄視を通り越して神格化されているところがあります。なにせ神社
ですからw

ペリーの船に乗り込んで、そのあと死刑になる危険もあるのに潔く自首するとか、
世界的視野を持って日本が軍備増強、近代化を進めるべきだと主張したり、大変
勉強熱心であると同時に若者たちへの教育熱心でもあるという立派な人で、まわりの
人たちはさぞや心酔したことでしょう。幽閉されても「国のためなら構わんよ」
という姿勢で、最後に死刑になるときもソクラテスを思わせるような堂々たる態度
でした。

しかしだな~、会津から見ればまた逆であるように、いま歴史を振り返ってみると、
日米修好通商条約を破棄すべきだと倒幕のクーデターをもくろみ、老中暗殺を計画
するなんて、テロ行為でしょう。堂々と「それが国のためなんだから、自分は死刑に
なっても構わない」という姿勢は立派なのか?


もし松陰先生にお会い出来たら、俺とは平行線になりそう。。。
俺のほうが正しいなんて主張する気はありません。「そのような判断には賛成でき
ない」というところまででしょう。


とつらつら思いつつ、松陰神社をあとにしました。