
ペン画を素にして水彩で着色が施された、明るいタッチの作品が数多く壁面を飾っています。入って右壁面にはポルトガルの風景が、建物や石畳の街路・里山や港湾といったモチーフで、和紙に淡色を滲ませて描かれています。ポルトガルの風物は氏の一つのテーマであり、生活の歴史に培われた懐かしくも美しい佇まいへの愛情が、作品を通して伝わって来ました。今年の1月には東京のポルトガル大使館で、個展も開催され好評を博したとお聞きしました。
対面には郡上八幡の鄙びた街並みや自然のスケッチが、ところ狭しと架けられています。その街もやはり歴史が創り出した個性的な生活文化に彩られています。
その他ポストカード大のスケッチも数多く展示されていましたが、中でも佐井寺の旧家や棚田などを描き、本として綴られたものに興味を惹かれました。出版をお考えと推察しましたが、ぜひ千里山の風景もお描き頂き、「千里山.NET」でのバーチャルBOOK化もお願いできればと思います!!
![]() | サウダーデ―ぽるとがる新風舎このアイテムの詳細を見る |