
スターバックスが提唱したコンセプトに「サードプレイス」というものがあります。家でも仕事場でもないもう一つの場所のことですが、僕の場合はフリーのデザイナーとして自宅兼オフィスのいわゆるSOHOなので、“セカンドプレイス”ということになりますか‥‥。
そのような場所が幾つかありまして、その内の一つが写真の「シーズガーデン」のカウンターでも、その端の観葉植物の横ということになります。ちょうど観葉植物の葉が本に投影して、ページに照明が当てられたようになって見える面白いコーナーです。
この場所で読書をしたり、CIロゴマークを考えたり、WEBサイトのユーザビリティーなどを考えたりすると、不思議に多様なアイデアや考えが引き出されてくるように思います。余り一つの事を凝視する感じではなく、少し心の焦点を曖昧にしてやる方が、リラックスするのか自由な発想が浮かびやすくなるように思います。現代のオフィス設計において、このサードプレイス的なコンセプトが注目されているのも、このような場所の発想効果が求められていることなのでしょうか。