ところで伊丹・高知龍馬空港の往復に使われるボンバルディア機は、最近胴体着陸をしたこともあるうえに、狭い機内や双発プロペラの音と振動が不評のようですが、僕にとってはそれが返ってリアルな浮遊感を楽しめるものともなっています。以前はこの航路にもジャンボが飛んでいたのですが、その安定感よりもどちらかと言えばこの旧式機の方が飛行を楽しめるのです。特に1時間も掛からない短いフライトではそうです。リムジンよりも4ストのオートバイに乗った感覚というとかなり近い比喩かもしれません。
帰りは乗客もまばらでしたので、「隣の空席の方に移動されますか」という声をCAの方に掛けて貰い、やや余裕のあるスペースで今日の結論を振り返りながら、ボンバルディア機の振動に心地よく疲れが癒されていくのを感じていました。