「みんてつキッズ」にはたくさんの受賞作品が掲載されていますが、ポスターの最優秀作品を少し紹介してみますと、1年生の頃から利用している最寄りの駅の想い出や、車中での迷惑行為や反対に親切な人達を見たことなど、多様な観点から電車との関わり合いが記事風に書かれています。自動車や飛行機など他の交通移動手段と比較して、鉄道のCO2排出率の優位性など環境への配慮にも触れており、添えられた可愛いイラストを見なければ小学生とは思えない優れた内容です。
この紙面を見て僕もデザイン専門学校に入学間もなく作った課題で、アイデアとして新聞スタイルのプレゼンテーションを、深夜遅くまで興に乗って制作したことを想い出しました。何かのテーマを考え表現する時に新聞のスタイルを借りると、不思議に多面的な説明やアピールがしやすかったのは、今にして思えば見出しやキャッチコピー、データやコラムなど人を説得する要素が揃っていることから当然のことだったかも知れません。