『ZOOM H2』は価格帯ではローランドの『EDIROL』と競合商品で、waveやmp3といった対応可能なファイルフォーマットや操作画面などもほとんど同じ内容です。では何故もう一つ同じようなものを買ったのかと言いますと、やはりデザインということになろうかと思います(『ZOOM H2』は少し後に発売されました)。ご覧頂くと一目で分かると思いますが、懐かしい感じのマイクをそのままに象っています。機能や操作性をクールな形にしていくという、オーソドックスで一頃のGマーク的なデザインではなく、モノの持つキャラクターを前面に押し出した発想で、これに向かって歌いたいという気分を起こさせてくれるデザインです。録音する機器としてのデザインというより、歌わせるためのデザインと言ったら良いのでしょうか。ちなみに『月刊アスキー』3月号の“ワザありデジモノ大集合”でも紹介されています。
僕のワークテーブルの上には『ZOOM H2』がいつでも手に取れるように置かれてあり、思い付いたメロディーやアイデアなどを健忘の彼方へ送ってしまうことを防いでくれています。出掛ける時には携帯電話で留守録に送信したり、メモなどを撮影するのでこれから僕の創造生産性はとても向上していくと思っているのですが‥‥。
※ その他にタスカム、コルグ、エムオーディオ、ケンウッドなどがあります。