熊本県水俣市大迫に日本の地中海とも言われている「湯の児島」、「湯の児温泉」はある。水俣の昔話(伝)によると、今から約2000年前、景行天皇が、「くまそ」討伐のためこの地を訪れたとき、海に浮かぶ大小3つの美しい島々のそばの海に手を差し入れたところ、「おや、これはぬるいな。熱いのを湯の親とするならば、これはぬるいから、まだ子どもだな。湯の児(子)だ」と言われたところから「湯の児島」と呼ぶようになったと言われる。まさしく海の香り潮の香り漂う温泉街である。目の前には不知火海を望むリアス式海岸が広がり、海岸沿いには「展望露天風呂」や「洞窟風呂」、「ほら穴風呂」などさまざまな温泉が楽しめる旅館が立ち並ぶ。そして大小3つの島からなり、2つの島には橋が架けられた「湯の児島」へ渡る。角閃石安山岩の凝灰角れき岩や火山角れき岩と凝灰岩層からできていることからごつごつとしている。島の頂上にから眺める景色は美しく最高である。(1403)


















