相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

比叡山延暦寺の総本堂=根本中堂 巡拝

2014-07-20 08:23:16 | 寺院
滋賀県大津市坂本本町に伝教大師最澄が開いた天台宗の総本山「比叡山延暦寺」はある。法然、親鸞、道元、日蓮をはじめ多くの高僧を輩出し、日本仏教の母山と呼ばれるほど仏教界に与えた影響は大きい。延暦寺は「東塔」、「西塔」、「横川」の三塔十六谷で構成され、比叡山中に数百の堂宇や伽藍が点在する。まさしく比叡山全体が境内であるといわれ、その中でも「延暦寺根本中堂」は比叡山延暦寺の「総本堂」なのである。伝教大師最澄が延暦7年(788)に、一乗止観院という草庵を建てたのが始まりとされる。本尊は最澄が一刀三礼して刻んだ「薬師瑠璃光如来」(秘仏)であり、その宝前に灯明をかかげて以来最澄のともした灯火は1200年間一度も消えることなく輝き続けているので「不滅の法灯」と呼ばれる(灯りは再建時に立石寺から分灯)。中堂の由来は最澄創建の三堂(薬師堂・文殊堂・経蔵)の中心に位置することから「薬師堂」を「中堂」と呼ぶようになり、この三堂は後に一つの伽藍にまとめられ、中堂という名前が残ったとされる。比叡山延暦寺の中心であることから「根本中堂」といい、比叡山では「東塔」という区域の中心的建築物である。その他の諸堂としては一つ一つが荘厳そのものの法華総持院の「東塔」、「阿弥陀堂」、「大講堂」、「鐘楼」、「文殊楼」、「国宝殿」「宿坊」などが建ち並びいかにも修業の場という厳粛な寺域を創り出している。「個々が思いやりの心をもって一隅を照らす人なる」が当寺の教えである。なんとか近づきたいものである。(1407)









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする